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第1348話*

「あう……んっ!」  いきなり指を一本突っ込まれ、アクセルは嬌声を上げかけた。けれどすぐさま我に返り、できる限り声を抑えようと努める。  こんな序盤から獣のように鳴いていてはいけない。なるべく流されないようにしないと、また兄に好き放題やられてしまう。 「っ、っ……う……う、ん」 「可愛いねぇ……本当に可愛い。こういう時のお前は、普段は見られない意地っ張りなところを見せてくれるから、より新鮮に感じるよ」 「んんッ……! んっ、く……ふ、うう……」 「そうやって懲りずに声を我慢しようとするところとかさ。何をしたところで結果は変わらないのに、いじらしく抵抗しようとするの……本当に愛しいと思うよ」 「っ……あぃッ! う、く……」  奥をグリッと掻き回され、反射的に鋭い声が漏れる。  柔らかな襞を刺激される度にぞくぞくしたものが背筋を駆け上がり、じわじわと脳を麻痺させて理性を奪っていく。  それでも我を忘れて乱れるのは抵抗があって、どうにかこうにか平静を保とうと意地を張ってしまう。 「はー……はー……んっ……う」 「うん、頑張って耐えてるね。でも身体は素直に反応してるよ? 自分でもどんどん敏感になってるのがわかるでしょ?」 「っ……」 「さて、お前はどこまで我慢できるかな。お兄ちゃんが見届けてあげようか」 「あっ……!」  ずるりと指を引き抜かれたかと思うと、間髪入れずに尻の割れ目に硬いものを擦りつけられる。窄まりに先端を押し当てられ、熱く濡れたものの感触を覚え、反射的に身体の芯がキュンと疼いた。 「あ、あ……うっ……!」  一気に貫かれるかと思いきや、どこか焦らすように先端だけつぷん、と挿し入れてくる。  それだけでもどうしようもなく全身が痺れ、身体の中がざわざわしてきた。  早く奥まで挿れて欲しい。硬い肉棒で思いっきり突いて欲しい。欲望を存分にぶち撒けて、中も外もぐちゃぐちゃにして欲しい……。

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