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第1354話*
「まあでも、お前自身がそう言うんだ。だったらもう少し、いじめちゃってもいいかな」
「えっ……? ちょ、あ……ひィッ!」
エプロンの上から股間を掴まれ、激しい疼痛にどっと涙がこぼれた。
急に大事なところを堰き止められたため、もどかしい感覚に耐えきれずぼろぼろ泣いて兄に訴える。
「ああ、いや……兄上、離してぇ……!」
「だーめ。もうちょっと我慢してて。どうせなら一緒にイきたいんだ」
「そんな……あっ! うう……痛いぃ……」
「本当に? 痛いだけ? 気持ちいいんじゃなくて?」
「っ……」
もちろん痛いだけではない。兄に大事なところを掴まれるとそれだけで勝手に興奮してしまい、疼痛を快感に変換してしまうのだ。
強く掴まれても全く萎えることなく、むしろ硬さが増しているのがその証拠である。
とはいえ、正直なことを言うのはやはり恥ずかしい。「自分は淫乱です」と堂々と口にしているようなものだし、限界まで昂ったところを堰き止められるのも辛かった。
もとよりこの手の我慢はあまり得意ではないし、いい加減溜まったものを放出したい衝動に駆られている。
アクセルはごくりと喉を鳴らし、もどかしげに兄の手を引っ掻いた。
「うぅ、ん……っ! あ、にうえ……早くして……!」
「おや、性急だね。もう我慢できなくなっちゃったの?」
「だ、って……こんな……はう……!」
「ふふ、お前は相変わらず堪え性がないね。そうやって我慢できずに泣いてるお前も可愛いけど」
「うっ……う……兄上……」
「はいはい、わかったよ。じゃあ一回一緒にイこうか。タイミングを間違えないようにするんだよ?」
「はいぃ……」
自分で我慢するよう促され、アクセルはそろそろと自分自身に手を伸ばした。エプロンの上から股間を掴み、漏らさないよう懸命に堪える。
全身がビリビリ痺れ、爪先まで麻痺して感覚がなくなり、エプロンには先走りのシミがついていた。
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