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第1355話*
「う、く……ああっ! あっ!」
兄がこちらの腰を掴み、最後の追い込みをかけてくる。
柔らかくなっている襞を余すことなく擦られ、弱い部分をゴリゴリ抉られ、浅く腰を引かれて出入口を緩く刺激された後、再びズン、と最奥を突き上げられる。
身体の内側から甘い痺れが広がっていき、指の先まで快感に染められて、自然と全身がぶるぶる震えた。
毒が回るように身体が熱くなり、自分の中心がますます硬くなってきて、我慢をするのもそろそろ限界になってきた。根元を押さえていても爆発してしまいそうだ。
「ああ、あ、にうえ……もうだめ、出ちゃう……!」
「うん、私も……」
兄が身体を倒してこちらの唇を塞いできた。アクセルも本能に従って、積極的に兄に応えた。
全身が兄を求めてキュンキュン疼き、独りでに内襞が締まって兄をぎゅうっと締め付ける。
「ああ、出る……」
「んんン――ッ!」
次の瞬間、体内で欲望が大きく脈打った。夥しい量の熱を注ぎ込まれたのと同時に、自分自身もがくんと跳ねて溜まっていた熱を噴き上げる。
「っ……っ……」
しどけない格好のまま、ぐったりと身体を床に投げ出す。
かなり派手に達したため、イった直後は声が出せず、ぴくぴく痙攣したまま悶えることしかできなかった。
意識も朦朧としており、何度かまばたきをしてようやく視界がハッキリしてくる。
目の前の兄が、やたらと色っぽく満足げな顔をしていた。
「ああ……またいっぱい出しちゃったよ。お前の中、本当に気持ちいいね……」
「っ……う」
「お前も、かなり派手にイったものだね。ほら見て、エプロンがべとべとになってるよ」
「っ……」
これみよがしに見せ付けられたが、目が回っていたのであまりよくわからなかった。
でも、これでやっと休ませてもらえる……。
「……うっ!」
だがその時、中に食い込んでいる兄がぐうっと硬くなり、アクセルは呻き声を漏らした。
出した直後にも関わらずすごい回復量で、違う意味で目を回しそうになる。
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