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第1415話*

「う、う……兄上、もう終わって……」 「……うん、そうだね」  アクセルの要望に応えるかのように、あっさり指を引き抜いてくれる兄。  とうとう全身の力が抜け、アクセルはその場に崩れ落ちてしまった。  ぜぇぜぇと肩で大きく息を吐き、高まった官能を落ち着かせようとする。後ろの孔がひくひく収縮し、明らかに兄を欲しがっていることがわかったが、今貫かれたら夜までエンドレスコースになってしまう。  まだ夕方にもなってないのに、今から盛り上がるわけには……。 「っ……!」  そう思ったのだが、くるりと身体をひっくり返され、仰向けに押さえ込まれて反射的にぞっとした。  上から見下ろしてくる兄が、褒めるようにこんなことを言ってくる。 「よしよし、何とか我慢できたね。じゃあ約束通り、ご褒美をあげよう」 「えっ……!? ちょ、待ってくれ……! 簡単に終わらせてくれるって……」 「それは体幹チェックの話。ご褒美はまた別でしょ。頑張ったことに対するご褒美は当然のことだよね?」 「待っ……、だめ……! こんな時間からやるわけには……!」 「今更何を遠慮してるの? 昼からやらかしたことも、何度もあるじゃない」 「そんな……」 「大丈夫、明日に響かない程度にセーブしてあげるからね」 「あっ……!」  上手く抵抗できないでいると、弛緩した両脚を大きく開かされ、緩んだ秘蕾に熱い先端をあてがわれた。それだけでぞくりと全身に鳥肌が立ち、無意識に心拍数が跳ね上がる。  頭では「そんなことしてる場合じゃない」と思っているのに、身体は兄を受け入れる気満々のようだった。 「さ、たっぷり味わいなさい」 「うっ……」  ずずず……と、兄が腰を沈めてくる。  先程まで指で解されていたせいか、ほとんど抵抗なく先端が挿ってしまい、そのままずぶずぶと太いものを埋め込まれてしまった。 「あっ、あっ……あああぁっ!」  ずん、と最奥を貫かれた瞬間、がくんと大きく腰が跳ね上がる。びくんびくんと全身が痙攣し、頭が反り返って視界も真っ白に染まった。  やっと欲しい刺激がもらえたという歓喜と、受け入れ慣れた欲望への安心感、兄に愛されているという幸福が相まって、挿れられた瞬間派手にイってしまう。

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