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第1416話*
「は、あ……あぁ、あ……」
「……ふふ、随分派手にイったね。今まで我慢してたからかな?」
「っ……」
「普段は慎ましいお前が、こういう時は思いっきり乱れちゃうのホントに可愛い。何回やっても慣れなくて、未だに恥ずかしがるところも最高にいい」
「あ……兄上、ちょっと待っ……うっ!」
食い込んでいる兄が勝手に膨張し、内部の圧迫感が増していく。
既に臍の下まで先端が届いており、後孔から十数センチ奥までをこれでもかと押し広げられた。
ギチギチに硬くなった欲望が重苦しく、自然と眉間にシワが寄ってしまう。
「う、く……」
顔に似合わず、兄の欲望はとても大きい。太いし長いし、直接見せられたら怖気づいてしまうくらいのサイズだ。あんなものがよく全部入るものだなと、自分自身で感心してしまうレベルである。
それだけに、挿れられた時の衝撃は凄まじいのだ。
昂った状態だと挿入されただけで達してしまうし、達した後は身体が敏感になっているので欲望が食い込んでいるだけで感じてしまう。何なら、陰茎に浮き出た血管まで感じとれる。
そんな状態では抵抗も何もないし、欲望に身体を馴染ませるので精一杯だった。
ぐったりした身体を何とか奮い立たせ、呼吸を繰り返し、兄についていけるよう精一杯努力する。
「……あっ……!」
その時、不意に腰を引かれてアクセルはぎょっとした。この動きは激しく突き始める前触れだと、直感で悟ったのだ。
「ま、待ってくれ兄上……まだ、苦しいから……」
「え、そう? これくらい、いつものことじゃない? 何度も経験してるでしょ」
「そ、だけど……今は……せめてもう少し待って……」
「うーん……でもそんなに待ったら、時間かかっちゃうし。明日に響かないよう、手早く終わらせるって約束したもんね?」
「で、でもホントに……ああああっ!」
アクセルの制止も聞かず、兄は強く腰を打ち付けてきた。バツン、と根本まで己を挿し込み、ゴリゴリ最奥を抉りながら、柔らかな襞も一緒に擦ってくる。
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