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第1418話*

「あなたが、どんなことしてきても……俺は、あなたのこと、全部受け入れる……。どんな目に遭わされても、俺はあなたを愛してる……」 「アクセル……」 「俺に、して欲しいことがあるなら、何でも言ってくれ……。俺、できる限り頑張る、から……。あなたが小さい頃に、得られなかった分まで……たくさん、愛したいんだ……」  そう言ったら、兄の目がきらりと光ったように見えた。少し驚いたように動きが固まったが、その後こちらに身体を倒し、軽く唇にキスしてくる。  そして耳元で囁くようにこう告げてきた。 「……じゃあ、できるだけぎゅっとして。私のこと離さないで。お前がいてくれれば、私はきっと、足りない愛情を全部取り戻せる……」 「んっ……く」  ずちゅ、と軽く腰を動かされ、アクセルは慌てて抱き締めている腕に力を込めた。少しでも気を抜いたら、その場で力尽きてしまいそうだったのだ。  ぶつけられる感情を一生懸命受け入れつつ、後ろもきゅうっと締めてやる。兄の全てを包み込むように、できるだけ強い抱擁を返した。  ――例え母がいなくても、兄上には俺がついてる……ずっと。  自分はあらゆる面で未熟だから、世間一般で言われている母性を発揮するのはなかなか難しい。それでも兄は自分を必要としてくれているし、自分も兄のことが大好きだ。  だからこそ、これからも兄が甘えられる存在として側にいてやりたいと思う。 「……あっ! あっ、あん! 兄上、そこは……んんッ!」 「ふふ、お前の好きなところだよね。ここを刺激すると、中もぴくぴく痙攣してすごく気持ちいいんだ」 「はあぁ……っ! ひっあ、あ……あぁん」  凄まじい快感に仰け反り、全身をぶるぶる震わせる。  甘えられる存在になりたいと思っておきながら、自分自身も我を忘れて乱れてしまうのは困ったところだ。快感に耐えきれず、途中で失神してしまったことも何度もある。  この辺りも、自分が未熟だなと思う一因だ。せめて兄の気が済むまで、気絶せずに付き合ってあげたいのだが……。

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