1463 / 2203

第1463話*

 視界までぼんやりと蕩け、身体中熱く燃え滾る。  ビンビンに勃起した陰部からは我慢の証が溢れていて、股間全体をぐっしょり濡らしていた。  控えめな乳首も今は赤く腫れ上がり、ピンと尖って存在を主張している。今ならそこを弄られただけで派手に達してしまいそうだ。 「はあ、はあ……あ……っ?」  いよいよ最奥を突かれると覚悟していたら、急に欲望を引き抜かれて愕然とした。  ギチギチに圧迫されていた器官にぽっかり空間ができ、もどかしさと切なさで襞がぶるぶる震えてしまう。 「そ、んな……何で……」  アクセルは涙をこぼしながら腰を揺らした。  また焦らされるだけ焦らされていじめられてしまうのだろうか。こんなところでそんな意地悪しないで欲しい。このまま放置されるなんて耐えられない。 「うう、う……兄上ぇ……」  子供のようにぐずっていると、兄が慌てて髪を撫でてきた。 「ああごめんごめん、意地悪したわけじゃないんだ。せっかくだから、最初から挿れ直してあげようと思って」 「え……」 「だってお前、一気に挿れられる瞬間が一番好きでしょ? 下手に我慢するのも身体に悪いし、ここは思い切ってイっちゃった方がいいって」 「っ……!? あ、ちょっ……」 「じゃ、挿れちゃうね」 「やっ……!」  戸惑っている間もなく、後孔に切っ先をあてがわれ、一気に最奥まで貫かれた。 「ぅんんんん――!」  ずん、と腹の底を強く突かれ、頭の中が真っ白に灼ける。  一番欲しかった刺激を享受でき、がくんと大きく全身が跳ねた。  熱を吐き出したかどうかもわからないまま、白目を剥いてびくびく震え、半開きの口から飲み込みきれなかった唾液が流れ出る。一瞬意識が途切れたから、挿入された瞬間失神していたのかもしれない。 「……ふふ、すっごいイき方してる。半分泡吹いてるよ」 「っ、う……あふ……」 「本当に気持ちよかったんだね。いっぱい感じてくれて、私も嬉しいよ」 「あ……あっ、ああっ!」

ともだちにシェアしよう!