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第1463話*
視界までぼんやりと蕩け、身体中熱く燃え滾る。
ビンビンに勃起した陰部からは我慢の証が溢れていて、股間全体をぐっしょり濡らしていた。
控えめな乳首も今は赤く腫れ上がり、ピンと尖って存在を主張している。今ならそこを弄られただけで派手に達してしまいそうだ。
「はあ、はあ……あ……っ?」
いよいよ最奥を突かれると覚悟していたら、急に欲望を引き抜かれて愕然とした。
ギチギチに圧迫されていた器官にぽっかり空間ができ、もどかしさと切なさで襞がぶるぶる震えてしまう。
「そ、んな……何で……」
アクセルは涙をこぼしながら腰を揺らした。
また焦らされるだけ焦らされていじめられてしまうのだろうか。こんなところでそんな意地悪しないで欲しい。このまま放置されるなんて耐えられない。
「うう、う……兄上ぇ……」
子供のようにぐずっていると、兄が慌てて髪を撫でてきた。
「ああごめんごめん、意地悪したわけじゃないんだ。せっかくだから、最初から挿れ直してあげようと思って」
「え……」
「だってお前、一気に挿れられる瞬間が一番好きでしょ? 下手に我慢するのも身体に悪いし、ここは思い切ってイっちゃった方がいいって」
「っ……!? あ、ちょっ……」
「じゃ、挿れちゃうね」
「やっ……!」
戸惑っている間もなく、後孔に切っ先をあてがわれ、一気に最奥まで貫かれた。
「ぅんんんん――!」
ずん、と腹の底を強く突かれ、頭の中が真っ白に灼ける。
一番欲しかった刺激を享受でき、がくんと大きく全身が跳ねた。
熱を吐き出したかどうかもわからないまま、白目を剥いてびくびく震え、半開きの口から飲み込みきれなかった唾液が流れ出る。一瞬意識が途切れたから、挿入された瞬間失神していたのかもしれない。
「……ふふ、すっごいイき方してる。半分泡吹いてるよ」
「っ、う……あふ……」
「本当に気持ちよかったんだね。いっぱい感じてくれて、私も嬉しいよ」
「あ……あっ、ああっ!」
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