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第1470話*
「う、ん……んうぅ……っ」
唇を塞がれたまま腰を動かされ、痙攣する全身を押さえつけられながら、ひたすら快感を与えられる。
上の口は舌で嬲られ、下は極太の欲望で突かれて、上手く息ができず顔が真っ赤に染まった。
両手を後ろで縛られているので抵抗もできず、くぐもった悲鳴を上げて兄の下で悶絶する。
「んぐっ!? んん、ふ……んーッ!」
そうやって悶えているところに勃起している陰部を握られ、それでまたぞくぞくと背筋が痺れた。
兄が腰を動かす度に中でぐちゅぐちゅいやらしい音がして、孔の隙間から白濁が漏れ出てくる。
「んうっ! だ、だめ、激し……っ!」
「うん、そうだね。でもこういうの好きでしょう? こうやって激しくいじめられるの、たまらないんだよね?」
「あっ……! あ、ひぃ……ッ!」
シュッ、シュッと素早く欲望を扱かれ、がくんと膝が折れた。
全身の力が抜けて先端から熱を吹き出し、一拍遅れて水っぽい体液まで吹き上げてしまう。後から聞いたが、これが潮なのだそうだ。
「はあ……はぁ……あう……」
「ああ……またすごい締め付けてくる……。やっぱり、イった瞬間の締め付けが一番キツいなぁ」
「そ、な……当たり前だ、って……」
「うん、そうだね。生理反応だから締め付けは当然。でもお前の場合は何かこう……ピタッとフィットする気がするんだ。他の人とは違って、挿ってるだけでぞくぞくするの」
「……そんな、の……わかんな……」
「わからなくてもいいよ。とにかく、お前の中が一番気持ちいいってこと。そういう意味でも、お前は私の宝物さ」
「っ……」
兄が優しくこちらに口付けてくる。
大好きな兄にめいっぱい愛され、アクセルは違う意味で胸が苦しくなった。こんな未熟な自分を「宝物」と言ってくれて、本当に幸せ……。
「……あっ?」
幸福に浸っていたら再び兄に欲望を引き抜かれ、くるりと身体を仰向けにされた。
楔を抜かれたので中の残滓がごぽっと溢れ、とろとろと後孔から漏れてしまう。
縛られた両腕は背中に敷かれ、自らの重みでますます身動きがとれなくなった。
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