「えっ、ちょ、なに……あっ！」 　抵抗できない両膝を割られ、太ももを大きく開かされた後、どろどろに解けた股間に欲望を押しつけられる。 「あ、いやっ……んうぅ！」 　ずぶぶ……とまた正面から陰茎を突き入れられ、アクセルは上半身を仰け反らせた。 　内襞を擦られすぎて感覚が麻痺し、イったのかそうでないのかの判断も曖昧になってくる。 　官能に染まり切ったあられもない姿を晒し、兄に見下ろされながらひたすらぶるぶる震え続けた。 「はひ、は……あ、あぅ……」 「……ふふ、ホントにエロい身体。普通にしてても色っぽいけど、こうして観察すると一層エロく見えちゃうね」 「は……うっ！」 　ピン、と尖った乳首を爪で弾かれ、びくんと肩が震えた。 　自分では直接見えないけど、ものすごい身体をしていることは容易に想像できる。これだけイきまくっているのだから、今までになくはしたない姿になっているのは間違いなかった。 　兄が楽しそうにこんなことを言ってくる。 「ねえ、今度天井に鏡張ってみない？　そしたらお前にも、自分の身体が見えるようになる。私が説明しなくても、自分の状況がわかるよ」 「っ！？　そ、そんなのいらないって……！」 「そうかな？　鏡張りも楽しいと思うけど。きっとお前も気に入るよ」 「あっ……！」 　少し張った下腹部を押され、楔で塞がれているはずの後孔からごぽ……と白濁が漏れてくる。 　慌てて払い除けようとしたものの腹に触れている掌にも感じてしまい、排泄の快感と相まって余計にびくびく身体が痙攣してしまった。 「あっ、あっ、やだぁ……っ！　兄上、押さないで……！」 「ふふ、いい反応。そうやって恥ずかしがるところも大好きだよ。何度やっても処女みたいで新鮮味があるというか」 「はあぁ……っ！　だ、だめ……出ちゃ……あっ！」 　ぶりゅ、と変な音を立ててまた後孔から精液が漏れる。 　二回分の熱を腹に溜め込んでいるので、少し圧力をかけられただけで簡単に漏れてしまうのだ。生理現象ではあるが、この歳になって他人の目の前で排泄するのはとんでもなく恥ずかしい。