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第1472話*
アクセルは泣きながら首を振り、兄に許しを乞うた。
「いや、いやぁ……! 兄上お願い、これ以上は……!」
「んー……でもお前は少食だから、出した分は外に排泄しないと続きができないじゃないか。いつも三回くらいで『お腹苦しい』って訴えてくるし」
「でも……あっ!」
「お前は何回もイってるのに、私は二、三回で終わりなんて不公平だもの。せっかくだから、今日は限界に挑戦したいんだ」
「んくっ……! う、う……んぅぅ……!」
「ああでもお前、排泄するのは嫌なんだっけ? そしたらこのまま中に出すしかないな。ますますお腹苦しくなっちゃうけど、それでもいい?」
「えっ……!? ちょ、そ……じゃなくて……! 普通に一人で……処理させて、欲しいだけ……!」
そう訴えたのに、兄は真顔でこんなことを言い出した。
「でもさ、それじゃいつものトイレと変わらないでしょ。せっかく交わってるのに、そんなのつまらないじゃないか。もっと普段とはできないことをしなきゃ」
「なっ……!?」
「それに、今更恥ずかしがることなくない? お前を育てたのは私なんだよ? 小さい頃はお前のおしめも普通に替えてたんだから、何も問題ないでしょ」
「そ……それとこれとは、話が違うってぇ……!」
いくら兄相手でも恥ずかしいものは恥ずかしく、子供のように泣いて嫌がった。
兄のことは好きだし、兄のやりたいようにしてもらいたいけど、アクセルにだってどうしても無理なことはある。
いやいやと首を振り続けていたら、
「もう……そんなに嫌なの? しょうがないなぁ、ホントに恥ずかしがり屋なんだから」
と、兄が根負けしたように折れてくれた。
ホッとしたのも束の間、唐突に欲望を引き抜かれて間髪入れず緩んだ後孔に栓をされてしまう。
何を入れられたかハッキリ認識できなかったが、ボール型のチェーンではなく円錐型の楔のようだった。かなり大きかったのでギッチリ中まで食い込む。結構苦しい。
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