1543 / 2197
第1543話*
「っ……!」
「だから、苦しくても幸せな気分になれるんだ。お前は本当に、私に支配されるのが大好きなんだよ。どう言い訳しようと否定しきれない、被虐願望が根底にあるんだ」
「そ、れは……」
「いいじゃない、そういう面があっても。どうせ私しか知らないし、他に見ている人がいるわけじゃないんだから。お前は自分の性癖を、思いっきり曝け出して乱れていればいいんだよ」
「ああっ! あっ、あっ、いやぁ……あっ!」
再びぐちゅぐちゅと腹の中を掻き回され、ぞわわっと快感が走り抜けていった。
一度出された体液が内部の滑りをよくし、兄の欲望が更に奥まで届くようになる。
一番弱い直腸の入口を何度もノックされ、その度に感じすぎて泡を噴きそうになった。
「んふぅ……っ! んっ……んんぅ、ふ……」
「ふふ、ほんとに可愛い……。顔もエロいし、身体も敏感でとっても弄りやすい。ほら……ここなんか真っ赤に腫れ上がって、果実みたいに実ってるよ」
「ふぐ……っ!」
兄にキュッと胸の粒を摘ままれ、勃起していた先端から我慢の証がとぷんと溢れる。
けれど根本を堰き止められているので完全にはイけなくて、大波に上手く乗れずに溺れているような、そんなもどかしさを感じた。
「はひ……はひぃ……あ、兄上……も、はずしてぇ……」
「ああうん、そうだったね。上手く答えられたら外してあげるって約束だった」
「うっ……!」
兄が片手で根本の戒めを解いてくれる。
急に堰き止められていたものがなくなったせいで、疼痛を訴えていた陰部が勝手にぴくぴく痙攣し出す。
そんな中で、トドメのように最奥を突き上げられたからたまらない。
「っ、う……うんんンッ!」
到底抑えきれるはずもなく、びくんと震えて勢いよく熱を噴き上げた。
一定量吐き出してもまだだらだら漏れてきて、絶頂感がいつまでも途切れず続いてしまう。身体の痙攣も止まらない。
「あ、あ……うぅ……」
ともだちにシェアしよう!