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第1552話*
「ふんんんん……ッ!」
結腸を抜かれて、冗談抜きで泡を吹いた。
感じすぎて思考が吹っ飛び、身体を痙攣させたまま口の端からだらだらと唾液を溢れさせる。内襞と兄の欲望が馴染んで溶け合う感覚があり、どこまでが自分でどこからが兄なのかも曖昧になりつつあった。
「っ、っ……ふ……」
「……ふふ、本当にすっごい感じてる。今ですらこうなんだから、若返ったらどうなるのかなぁ? 疑似的にでも、そういう薬販売してないかしら」
「あ、ひぃ……ッ! あ、あ……そこ、もう……やめてぇ……!」
泣き叫びながら、強すぎる快感に悶え苦しむ。
何度も直腸の奥を突かれ、受け止めきれない刺激に意識が飛びかけて、本能的な恐怖すら芽生えてきた。
「イ、う……ッ! ああ、あ……兄上、ゆるして……こわい……んっ!」
必死に首を振り、兄の両肩を押し返して無意識に抵抗する。
気持ちいいのは好きだけど、強すぎるのは逆に恐怖なのだ。もう何回イかされたかわからないし、イきすぎて身体が辛い。
開かされた両脚をバタつかせ、もうそろそろ終わらせてくれと態度で要求する。
「もう、やっぱり暴れるし……。ホントにしょうがない子だねぇ」
そう咎めてきたが、縛るようなことはしてこなかった。
宥めるように優しくキスを落としてきて、頭を撫でながら軽く奥を突いてくる。アクセルが一番気持ちよく感じる強さで、ゆったりと中を掻き回してきた。
「う、う……うぅ、んっ……はあぁ……ん」
「そう、その調子。これ気持ちいいでしょう?」
「あんっ! あ……き、きもちい……! 気持ちいい、です……!」
「ふふ、素直でよろしい。私の弟は本当に可愛いよ……。大きくても小さくても、青年でも少年でも、果てしなく可愛い……」
「あぅン……! ふ、あぁ……あっ」
「愛してるよ、私のアクセル……。何があっても絶対、誰にも渡さないから、ね……」
「んんぅ……!」
下肢から快感が這い上がり、背中がまたぐうっと反り返る。
体内でどくんと兄が脈打ったのを感じ、ほとんど反射的に兄を締め上げてしまった。
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