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第1622話*

「だ、だめ……あっ!」  ばたついている足から器用にズボンを抜き取られ、一緒に下着も脱がされてしまう。  剥き出しになった股間をむんずと掴まれ、強弱をつけて扱かれた。 「んっ……んっ、ああだめ、兄上ぇ……」 「何でだめなの? 私に触られてこんなに興奮してるのに」 「そ、ん……っ! そ、いうこと……言わな、でぇ……!」 「ふふ、恥ずかしいんだ? 何度も場数踏んでるのに、相変わらずシャイだねぇ」 「ッ……!」  ぐりっ、と亀頭を親指で抉られ、びくんと大きく腰が跳ねた。勢いのままイきそうになり、すんでのところでどうにか堪える。  さすがにこんな早くから達していては体力が保たない。できる限り我慢しなくては。 「ふ、ふ……あっ……!」  快感を堪えているところに、兄が両手でぱっくり両膝を割ってくる。  薄毛の生えた股間も、ひくひく震えている後孔も全部丸見えになってしまい、アクセルはかあっと頬を熱くした。  何度も経験している行為だが、やはり大事な部分を暴かれる恥ずかしさは消えない。  自分はごく一般的な戦士のつもりなのに、ちょっと兄に触れられただけですぐにはしたなく反応してしまう。それがまた淫乱っぽくて恥ずかしい。 「っ、あ……ちょっ……!」  兄が己の欲望を取り出し、後孔を押し広げるように擦り付けてきた。それでまたぞわわっ……と全身に鳥肌が立った。  ざらりとした生々しさと男らしい大きさ、硬さと熱さも相まって、擦られているだけでイきそうになる。 「っ、っ……うぅ……く」 「……ふふ、堪えてる堪えてる。イく寸前のお前の顔、すごく好きだよ。顔を真っ赤にしながら眉を寄せてる表情、ホントに可愛くて色っぽい。ずっと見ていたくなっちゃう」 「ふ、ふ……あ……んんっ」 「でも、イってる時の顔はもっと好きなんだ。だから今日も、最高にエロい顔を見せてね」 「っ!? ま、待って、今挿れたら……!」  アクセルの制止など聞くはずもなく、兄がズズズ……と腰を進めてくる。

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