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第1627話*

「うねうねした襞がぴったり私に吸い付いて離れない……。私を歓迎して、もっと奥に誘ってくるんだ。何だかんだ言って、お前も挿入されるの大好きなんだね」 「は、う……あ、あ……あぁん」 「三回目だからお腹もだいぶ苦しいだろうけど……ま、いいか。たまには自然と漏らすまでやるのもさ」 「っ!? あっ、あっ……あぁん、あっ」  腰を掴まれ、軽く揺さぶられただけでぞわわっ……と全身に鳥肌が立つ。  身体中が性感帯になっている今では少しの刺激でとんでもなく感じてしまい、アクセルはひたすら喘ぎながら悶えることしかできなかった。 「はあぁ……あ、兄上ぇ……」 「うん、どうしたんだい? もう限界かな?」 「限界、もある……けど……今日の兄上、いつもより激し……」 「ああ、それはそうかも。お前の死合いが終わるまでこういうのはナシにしようと思ってたから、その分が溜まってたのかもね」 「そ、れだけ……?」 「それだけって? 他に何があるの?」 「ちょっと……ヤキモチ、焼いてたのかと……」  そう言ったら、兄の動きがピタリと止まった。  マズいことを言ってしまっただろうか……と一瞬ヒヤリとしたが、兄はすぐさま妖しく微笑んでこう答えた。 「……やだな、この私が特定の誰かにヤキモチなんて焼くはずないじゃない。お前はずっと私のものだもん。誰にも渡すつもりはないし、邪魔もさせない。そのために好き放題してるんだよ?」 「あっ、あっ!」 「お前は小さなことでもいちいち悩んじゃうから、たまにこうして激しくして、その悩みごと吹っ飛ばしてあげないとね……。お前はこれからも、他人のことなんて考える余地がないくらい、私のことを好きでいればいいんだよ。それが一番平和な過ごし方だ」 「んん……っ」  顎を取られて首を捻られ、後ろから強引に唇を塞がれてしまう。  喘いでいた口の隙間から舌を捩じ込まれ、唾液をたっぷり注ぎ込まれ、酸欠に陥って頭がボーッとしてきた。  もう何がなんだかわからない状況まで追い込まれていたが、その中でアクセルはひとつの確信に至った。

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