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第1628話*
――いや……兄上、絶対嫉妬してただろ……。
ヤキモチなんて焼くはずない……などと言っているが、実際のところ兄の独占欲は凄まじい。
表向きは気にしていないように見せても、変な男が近づかないよう常に圧をかけていたり、誰かが弟にちょっかいを出してきたら問答無用で相手に斬りかかったりするのだ。
それを踏まえると、チェイニーとのことも内心かなり複雑だったのだと思われる。
どうせ友人止まりだとわかってはいても、アクセルが変な優しさを見せてしまったら万が一のことも起こり得る。情に絆されてずるずると中途半端な関係を続けてしまっていた可能性も否めない。
そういう意味では、ずっと気が気ではなかったのだろう。
だからこんな風に、いつもよりやや強引に、自分自身を刻みつけてくるわけだ。
「ふ、ぐ……ッ!」
そんなことを考えていたら、とうとう三回目の熱を中に出されてしまった。
ほとんど掻き出されることなく三回分の精液を注がれたので、さすがに腹が張って苦しくなってくる。先程よりも目に見えて下腹部が膨れてきた。
「はう、あ……兄上、もう……終わって……」
「ありゃ、もうヘロヘロだね。まあ一応三回出したし……少しゆっくりしようか」
「あ……っ」
ずずっ……と男根を引き抜かれ、ソファーに転がされる。
楔を抜かれた途端、緩んだ窄まりからごぽ……と大量の精液が漏れてきて、違う意味で顔が赤くなった。
急いで後ろを締めようとしたものの、ずっと兄を咥えていた蕾はそう簡単には締まらず、腹圧も合わさって自然とどろどろ残滓を排泄してしまう。
「あ、あ……いやだ……兄上、見ないでぇ……!」
恥ずかしさのあまり必死で脚を閉じても、後孔からは関係なく白濁が溢れてくる。
半分泣きながらこの羞恥プレイに悶えていると、兄は苦笑しながら頭を撫でてきた。
「もう、そんなに泣かないの。お前を育ててきたのは私でしょ。今更何を見られても恥ずかしくないじゃない」
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