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第1670話*
「い、いや、それは着けなくていいだろ! お仕置きじゃないんだから」
「でもお前、気持ちよくなると我を忘れて暴れちゃうじゃない。お前くらい強くなると、腕を振り回されるだけでも結構痛いんだよ。前も言わなかった?」
「言ったけど……でも、拘束したらご褒美じゃなくなっちゃうんじゃ……」
「大丈夫、最初だけだから。お前の力が完全に抜けきったら外してあげるから。それにほら、着け心地がいいヤツを選んだから背中に敷いてても痛くないよ」
……そういう問題ではないのだが。
「ほら、早く腕を背中に回して。お兄ちゃん、ここしばらくお前と遊んでなくてウズウズしてるんだ。一緒に気持ちよくなろう?」
「う……」
「お前だって、何だかんだ私に抱かれるの好きでしょう?」
「…………」
そんな風に言われたら、拒むことはできない。兄に抱かれるのは好きだし、多少強引なことをされても最終的には全部気持ちよくなってしまう。
――ご褒美とか言ってるけど、結局兄上のいいようにやられるんだろうな……。
仕方なくアクセルはそろりと寝返りを打ち、背中側で両腕を寄せて兄に差し出した。自分でこんなことをするのは恥ずかしかったけど、この場に至っては従うしかなかった。
「うん、いい子いい子。そのままおとなしくしててね」
カチャ、と両手首に手錠を嵌められる。
ふわふわのファーがついているので着け心地はよかったが、それでも両腕が使えなくなるのは不便である。この先の展開がちょっと恐ろしい。
「うわっ……!」
いろんな意味でドキドキしていたら、兄にくるりと身体を仰向けにされ、就寝着を肌蹴られて下着ごとズボンも引き抜かれた。
あっという間に着ているものを剥ぎ取られ、両脚を抱え上げられて、いきなり尻の狭間に熱いものを擦り付けられる。
――え、もう……!?
まだ何の準備もしていないのだが。
久しぶりだし、開始一分で挿入されるのはさすがに苦しい気がする。
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