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第1677話*

「ちょ、待って兄上……さすがに、もう苦しい……」 「ありゃ、お前は相変わらず少食だね。まだ二回なのに、もうお腹が膨れてる」 「うっ……!」  うっすら張った下腹部を撫でられ、ぞわわっ……と嫌な痺れが走った。  ごぽ、と後孔の隙間から白濁が漏れてしまい、慌てて後ろを締める。楔で塞がれていなかったら勢いよく腹を下していたに違いない。 「あ、兄上……触らないで……!」 「ふふ、漏れちゃいそう? でも、普段は真面目なお前がこういう時だけ醜態を晒すのって、かなり興奮するんだよなぁ……。これを見られるのは、私だけの特権だもの」 「え……? あっ、あっ! だめ、抜かないで……! 今はホントに……!」  ずるりと腰を引かれ、ますます動揺した。  慌てて兄の腕を掴んだものの、あっさり欲望を引き抜かれてしまい、はずみでどろっ……と熱いものがこぼれ出てきた。 「んう……ッ!」  だが間髪入れず、後孔に違うものを埋め込まれ、くぐもった悲鳴が漏れる。  何を入れられたのかハッキリ認識できなくて、アクセルは戸惑いながら兄を見上げた。 「は、あ……なに……?」 「漏らしたくないんでしょ? ならちゃんと栓をしておかないとね。ベッドがぐちゃぐちゃになってしまう」  ……既にぐちゃぐちゃになっている気もするが、これ以上体液で汚してしまうのは確かに忍びない。 「うん。それじゃ、浴室に行こうか」 「えっ……!?」  決まり事のようにひょいと身体を横に抱き上げられ、ぎょっとして兄を見上げる。  この展開は、風呂場でもさんざんやられてしまうパターンだろう。中のものを掻き出され、とんでもない羞恥を味わわされ、心身ともにぐったりしているところを延々と犯される。  途中で失神してしまうことも珍しくなく、翌日はひどい腰痛に悩まされることになるのだ。  さすがにそれはいろんな意味で辛いから、できればお手柔らかにしていただきたいのだが……。 「兄上……」  泣きそうな目で訴えると、兄は穏やかに微笑んで額に軽くキスしてきた。

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