「お前は何も変わっていないよ。少なくとも私にとっては、可愛い弟のままだ」 「ほん、とに……？」 「もちろん。お前は感じすぎちゃうことを心配してるけど、そんなの気にするまでもなく元から敏感だし。身体の相性は何も変わってないから、そこは安心していいよ。というか私の方こそ、お前の中が気持ちよすぎて際限なくなっちゃうところだったし」 「兄上、も……？」 「うん。元々すごく気持ちよかったけど、今は前以上にフィットしてるというか。火傷しそうなくらい熱く溶けてるのに、処女よりキツく締め付けてくるの。吸盤みたいに奥に誘ってくるし……本当にもう、動かなくてもイっちゃいそうなんだ」 「っ、……うっ！」 　またぐぅっと兄が大きくなり、ますます息苦しくなった。 　中に二回分出されていることもあり、下腹部がより一層ズーン……と重くなってしまう。 「んっ、う……くるし……」 「ああ、ごめんね。でも苦しいだけじゃないでしょ？　だってここ、ずっと元気なままだし。私を受け入れるのが気持ちよくて、幸せなんだよね？」 「う……」 　躊躇いつつも小さく頷いたら、兄はさも嬉しそうに微笑んできた。 「ふふ、それでこそ私のアクセルだ。いっぱい感じてくれて、ホントに嬉しい……。もう絶対、誰にも渡さないからね……」 「んッ……あ！　だめ……そこ、押さないでぇ……！」 　膨らんだ下腹部を外から圧迫され、耐えられずに後ろからぶりゅ、と白濁を漏らしてしまう。 　楔で塞がれているにも関わらず排泄の快感を覚えてしまい、アクセルは何度目かの絶頂を迎えた。がくがく震えながら体液を迸らせ、声にならない悲鳴を上げて悶絶する。 　前はもちろん後ろからも兄の残滓を撒き散らしてしまい、下半身がいやらしい白濁にまみれていった。 「アクセル、大丈夫かい？　まだ気絶しちゃダメだよ。意識をしっかり持ってね」 「っ……！？」 　ハッと目を見開き、兄に焦点を合わせる。どうやらイった瞬間、少しだけ失神していたようだ。これだけ派手に達していれば、意識がなくなるのも当然かもしれない。