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第1842話*
ほどよい眠気に襲われ、このまま寝てしまおうかと考えかけた時、
「さて、もう十分休めたかな? それじゃあ続きをやろうか」
「……えっ?」
兄が起き上がり、くるりとこちらの身体をひっくり返してきた。
うつ伏せに押さえ込まれたかと思ったら尻だけを高く抱え上げられ、尻の割れ目に欲望を擦り付けられてしまう。
硬い雄の気配にぞくっと背筋が痺れ、アクセルは首を捻って兄を見上げた。
「ちょ、兄上……まだやるのか……!?」
「そりゃそうでしょう。私、まだ一回しか出してないし。お前なんかメスイキばかりで、一回も熱出せてないよね?」
そりゃあ、あなたにずっと縛られていたんだから当然だろう……と、心の中でツッコむ。
「あっ、あっ……」
身体が無意識に興奮してしまったのか、後孔が緩んでとろりと白濁が漏れてきた。それが太ももをつー……と伝い落ちる感覚が淫猥すぎて、羞恥で顔が真っ赤になる。
あまりに恥ずかしくて枕に顔を押し付けていたら、
「ほら、ちゃんと顔見せて」
「あっ……」
兄に顎を掴まれ、強制的に上を向かされてしまった。
欲望にまみれたはしたない顔を凝視されるのも恥ずかしくてたまらず、ますます頬が熱くなってしまう。
「兄上、そんなに見ないで……」
「どうして? お前、今一番いい顔してるよ。最高に綺麗で色っぽい顔……見てるだけでぞくぞくしちゃう」
「っ……」
「ああだめだ、また興奮してきた……。お前の顔見ながら挿れちゃうね」
「っ……!?」
ぐっ……と窄まりに圧がかかった途端、ほとんど抵抗なく鈴口が挿し込まれた。
それだけで全身にぞわわっと鳥肌が立ち、快感の大波に飲み込まれそうになる。
「ま、待って、またイっ……あああぁんっ!」
ずん……と最奥まで貫かれた瞬間、目の前が一瞬真っ白になった。
がくん、と全身が大きく跳ね、膝が崩れ落ちそうになり、勃起した陰部からは夥しい量の体液が迸る。
何が起きたか認識できず、アクセルは虚ろな目のままぴくぴく身体を痙攣させた。
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