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第1996話*
唐突に両脚を抱え上げられ、尻の狭間に欲望を擦りつけられたかと思うと、隠されていた窄まりに先端をあてがわれ、そのまま一気に貫かれた。
「あっ……ああぁぁっ!」
ガツン、と腹の底を抉られ、衝撃に上半身が仰け反る。
軽くイったばかりだったから余計に感じてしまい、しばらくは目の前がチカチカして指先すらも動かせなかった。
「っ、っ……」
「ああ、また挿れただけでイっちゃった? さっき出したばかりなのにね、もう連続イきの段階に入っちゃったかな」
「ふ、うぅ……んっ」
「もう、本当に可愛い。……でも、それだけに心配になっちゃう。私がいない間にお前が誰かに襲われたらどうしようって……。こんな可愛い姿を私以外の男に見せるなんて耐えられない……嫉妬で頭がおかしくなりそうだ……」
「あ、にう……あぁっ!」
目がチカチカしているところに再びガン、と腰を叩きつけられ、強い眩暈を感じる。
そのまま強く腰を動かされ、アクセルは悲鳴のような嬌声を上げた。
「あっ、あっ! ま、待って、まだイってるん……あぁっ!」
「……とはいえ、ずっと家に閉じ込めておくわけにもいかないんだよなぁ……。お前一人で行動しなきゃいけない時もあるし、どうにもできないのが現状というか……。お前のことは絶対に守りたいけど、ピンチに気付いても間に合わない可能性も普通にあるんだよね……。本当に、どうしたらいいんだろう……」
「ぅんんンッ……! ふ、く……んんッ!」
強烈な痺れが全身に走り、頭を反らせて悶絶する。
あまりに強い刺激に耐え切れず、震える手で兄の肩を押し返そうとしたが、それを咎めるように両腕を捕まれて頭上で固定されてしまう。
「ああ、あ……兄上ぇ……!」
どさくさに紛れてまた腕を縛られてしまい、アクセルはボロボロ泣きながら兄を見上げた。「暴れると大変だから~」みたいな理由で縛られるのはよくあることだけど、今縛られるのは何かこう、嫌な予感がするというか……。
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