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第2053話*(リバ注意)
アクセルも何度か結腸を抜かれた経験があるが、これは事前にしっかり慣らしておかないと身体が悲鳴を上げてしまう行為である。
さすがの兄もこれはしんどかったらしく、ひくひく震えながらぐったりと身体を沈み込ませた。
「おま……それは、ナシ……。一瞬……意識、飛びかけた……」
「ご、ごめ……! そこまで届いちゃうとは思わなくて……」
「あの、ね……。私とお前、体格はほとんど変わらないん、だよ……。だったら、そこまで届くことくらい、わかる……でしょ……」
「……すみません……」
「ちょっと、もう無理……少し休ませて……」
荒い呼吸を繰り返し、自分の額に手を当てている兄。
この様子からして、かなりの衝撃であったことが窺えた。場数を踏みまくっている兄が「休ませて」と訴えるくらいなのだから、相当辛かったのだろう。
――しかし……。
アクセルは上から兄の様子を観察した。
紅潮した顔に乱れた金髪、官能的な汗、なめらかな白肌。下の口は根本までアクセルのものを咥え込んでおり、股間の欲望もきちんと天井を向いていた。
休憩を要求してはいるものの、しっかり感じていることは明白だった。
というか、自分は「休ませて」って言うくせに、こっちが「もう許して」って音を上げても全然聞いてくれないんだよなぁ……。
そう思ったら少し意地悪な気持ちが湧いてきて、アクセルはぐいっと兄の両脚を抱え直した。
「え……?」
呆けた顔でこちらを見上げてくる兄。
あえてそれを無視し、膝裏に手を入れて脚の付け根から身体を折り畳むと、そのまま体重をかけて最奥まで貫いてやった。
「……ひあっ!」
案の定、兄はびくんと全身を痙攣させ、大きく上体を仰け反らせた。
首を振りながら肩を押し返してくるので、両手首を取って床に押し付けてやる。
「ちょ、やめ……! 待ってってば……あっ!」
「でも兄上、俺の時は全然待ってくれないじゃないか。俺が悲鳴上げてるのに、おかましなしに泣かせてきたりして」
「そ……れは、ちゃんと……加減がわかってる、からで……うっ!」
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