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第2054話*(リバ注意)

「……そうか? まあとにかく、たまには俺もやりたい放題にやってみたい。こんなことできるの、兄上相手だけだしな」 「あッ――!」  またもや兄が声にならない悲鳴を上げた。  直腸の手前でとんとんと入口をノックし、その後むにゅりと一番奥まで貫いてやる。こうして結腸を抜いていると、中で亀頭が扱かれる感じがしてすごく気持ちよかった。  先程は挿れてすぐにイってしまったけど、今度はちゃんと兄の中心に出してやりたい。結腸の奥にたくさん飲ませて、お腹いっぱいにしてやりたい。 「うぅ、う……こんな、さすがに強引だって……」  熱い涙をこぼしながら、呻き声を上げてくる兄。  眉間を寄せて唇を震わせ、ほとんど動けないにもかかわらず逃げるように身を捩っていた。  ――兄上、可愛い……。  常に余裕のある兄もいいけど、快感に翻弄されて悶えている兄もすごく新鮮で愛おしい。  九割くらいは自分が組み敷かれる側だが、たまには組み敷いてやるのも悪くない。病みつきになりそうだ。 「兄上……愛してる」 「え、あ……それは……知ってる、けど……?」 「だから、もっといろんな兄上を見てみたい……。強くて雄々しい兄上も好きだけど、どうせなら雌みたいになっている兄上も目に焼き付けておきたいんだ……」 「っ……だからって、これはちょっと、やりすぎ……」 「でも、兄上なら受け入れてくれるだろ?」 「……え」 「俺がどんなことをしても、兄上は必ず受け止めて許してくれる……。だから俺も、未熟ながらも安心して兄上を抱けるんだ」  改めて唇にキスし、囁くように言ってやる。 「兄上、愛してる」 「っ……お前、『愛してる』って言っておけば、何でも許されると、思ってない……?」 「違うのか?」 「っ……もう……っ、今度……おぼえて、なさい……よ……っ!」  そんな返事が返ってきたけど、ここまでやってしまったら後には引けない。  兄を信じ切っているのは本当だし、「兄上ならきっと大丈夫」みたいな甘えがあるのも事実である。

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