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第2111話*(フレイン視点)

 ――とはいえ、この状態で無理に動いたら今度こそ失神しちゃうからなぁ……。  本当はすぐにでも突きまくって中出ししてやりたいところなのだが、失神させてしまうのは本意ではない。  仕方がないので、フレインは弟が少し落ち着くのを待つことにした。  結構な体液を放出したから、お互い喉も乾いているだろう。 「お前、水飲まない? いっぱい声出して喉カラカラでしょう?」 「う……ん……」  小さな呻き声の中から、「飲みたい」という意思が伝わってくる。  フレインはサイドテーブルに用意しておいたコップの水を口に含み、弟の唇にそのまま流し込んでやった。 「んっ……」  美味しそうに喉を鳴らし、水分を吸収していくアクセル。  一度の吸収では足りなかったのか「もっと」とこちらに要求してきて、結局七割以上の水をほぼ一人で飲み干してしまった。念のためピッチャーに水を入れておいたのに、随分がぶ飲みしたものだ。 「どう? だいぶ落ち着いてきた?」 「あ……う、うん……」 「それはよかった。こんなところで脱水起こされても困るもんね。お前が元気にイイ声で鳴いてくれるのが一番だ」 「え……」 「じゃ、続きをやろうか」  呆けている弟の細腰を掴み、強めに最奥を突き上げてやる。  案の定アクセルはがくんと顎を跳ね上げ、大きく痙攣しながら艶っぽい悲鳴を上げた。 「あっ! あっ! やっ、あ……兄上、待ってぇ……!」 「おや、まだ休憩が必要だったかい? 十分休んだつもりだったけど」 「んんッ! あ、兄上の体力、と……一緒にしな、で……!」 「ごめんね。お前と繋がっていると、際限なく元気になっちゃって。私はお前の中にいる時が一番幸せだからさ」 「っ……」  途端、弟の内部がぶるりと震え、きゅうんと嬉しそうに引き締まった。直接的な刺激だけではなく、言葉でも感じてしまったようだ。 「も……兄上、いろいろずるい……っ!」 「ふふ、でもそういう私が好きなんでしょ? 相思相愛で嬉しいよ」 「うう……あ、あっ……! だめだ、また……!」 「うん、私もイきそうだ」

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