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第2113話*(フレイン視点)
「んっ、あっ……、あう、んっ……」
ゆっくりと身体を揺すってやったら、アクセルが控えめな喘ぎ声を漏らしてきた。
こういう控えめな声も好きなのだが、今はわざと控えめに喘いでいるのではなく、まともに喘ぐ力が残っていないようにも見えた。
――やっぱりもう限界なのかな? それならしょうがないね……。
フレインは一度己を引き抜き、ぐったりしている弟を横に抱き上げて浴室に向かった。
アクセルはその間何も言ってこなかったが、どこか心配そうな顔でこちらを見上げていた。「これ以上はもう無理だぞ」と目で訴えていた。
「わかってるって、綺麗にお掃除するだけだよ。外も中も」
「っ……」
「お前は寝っ転がってるだけでいい。全部お兄ちゃんに任せておきなさい」
「あう……」
抗議するかのようにアクセルが軽く身じろぎしたが、フレインは気にせず浴室の床に弟を寝かせた。
温かいシャワーを優しく当てながら下腹部を洗い流していると、
「う、う……んんッ!」
水圧にも感じてしまったのか、アクセルがびくんと震えて後孔からごぽ……と白濁を漏らしてきた。
一生懸命我慢してきたというのに、結局風呂場では我慢しきれず悶えてしまうところが本当に可愛い。普段は真面目で恥ずかしがり屋だからこそ、ちょっとした刺激で粗相をしてしまう様子も絶品だった。これを見られるのは自分だけの特権だ。
「んっ……あ、いやぁ……」
一度出してしまったらもう止まらず、ごぷっ、ごぽぽ……と中の残滓が漏れてくる。
汚れた陰部にシャワーを当てると特に顕著で、身体を捩りながら必死に刺激から逃れようとしてきた。
無意識にこちらの腕を掴み、引き剥がそうとしてくるのも可愛らしい。全然力が入っていないから、赤子の抵抗みたいだった。
とはいえ、ずっと邪魔され続けては掃除が捗らない。
やむを得ずフレインはアクセルの両手を掴み、タオルで縛って頭上で固定してやった。こちらのやりたいことを通すには、両手の拘束は基本中の基本だ。
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