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第2114話*(フレイン視点)

「んぅ……」  本日二度目の拘束だが、当の本人はほとんど抵抗せず大人しく受け入れている。  暴れる気力がないだけかもしれないけど、やはり根っこの部分では縛られるのが嫌いではないようだ。  生前は弟にこんなMっ気があるとは知らなかったから、普段の真面目さも相まって余計にぞくぞくしてしまう。両腕だけでなく、口を塞いだり陰部の根本を縛りたくなるのも、Mっ気にあてられてつい虐めたくなるからだろう。  ――まあ、そういう意味では私は立派なSなんだろうけどね……。  そんなことを考えながら、フレインは鼻歌交じりに弟の身体を流していった。  残滓を掻き出してやろうと指で中を弄ったら、アクセルは気持ちよさそうな吐息を漏らして指を喰い締めてきた。  もう何をされても感じちゃうんだろうなぁ……と冷静に考えつつも、指だけでもこんなに締め付けてくるんだからまだまだ刺激が足りないんじゃないの……とも思えてくる。  限界と見せかけて、お前ももっと欲しいんでしょう……? 「っ……?」  膝を掴み、両脚を左右にぱっくり割ってやる。  掃除中に脚を開かされるとは思っていなかったのか、アクセルは戸惑った顔をしてこちらを見てきた。  いまいちピンと来ていない様子だったが、濡れて緩んだ後孔に熱い肉棒を擦り付けてやったら、ぎょっとしたように目を見開いてきた。 「え、ちょ……待っ……、ぅんんんッ!」  予期せず挿入され、くぐもった呻き声を上げるアクセル。  びくんと身体を震わせ、内襞まで細かく痙攣させている。またもや挿入だけでイってしまったようだ。  はて、この子は今日だけで何回イったんだろうか。どうせなら数えておけばよかった。 「あ、にう、え……も、やめて……」 「大丈夫、今は動かないよ。お前が粗相しまくるから、栓をしてあげようと思っただけ」 「う……」 「このまま大人しくしててねー」  フレインはスポンジを掴み、ボディーソープをたっぷりつけて弟の身体を隅々まで洗ってやった。  アクセルは小さく喘ぎながらも大人しくしてくれていたが、やはり洗われるだけでも感じてしまうのか、無意識に肉襞を収縮させていた。

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