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第2242話*
ちゅぽん、と一度欲望を引っこ抜かれ、くるりと身体を仰向けに返される。
そして、ぽっかり空いた後孔に再び硬いものをねじ込まれた。
「うんんん……ッ!」
正面から挿入された途端、衝撃に耐えられずつい性器から体液を噴き上げてしまう。
やや水っぽいそれは精液と我慢汁が混ざっており、生温かい体液となってアクセルの腹部に散った。
「っ、っ……っ!」
言葉さえ出せず、ぱくぱくと口を開けて身悶える。目の前はチカチカし、身体中ぶるぶる痙攣して意識も朦朧としていた。
そんな状況なのに兄は全く手加減してくれず、こちらの細腰を掴み腹の奥を突きまくってくる。
「やっ、あっ! 兄上、だめ……一度止まってぇ!」
「本当にだめなの? いっぱい突かれるの、気持ちよくない?」
「だ、だめ、ホントに飛んじゃ……あっ!」
バツン、と最奥を貫かれた瞬間、頭が真っ白になって意識が飛んだ。
唇の端から泡を噴き、目も虚ろな状態でぴくぴく震える。
「……もう、しょうがないな。じゃあ少しだけ休憩ね」
さすがに見かねたのか、兄が動きを止めてこちらを見下ろしてくる。
ようやく内部の刺激がなくなり、アクセルはぐったりとベッドに身体を沈み込ませた。
「う……う……」
肩で大きく息をしつつ、混濁した意識を必死に掻き集める。
これ以上続けられたら、本当に失神するところだった。
媚薬を飲んでいるせいか、今日の兄は一段と容赦がなくなっている。ここしばらく発散できなくて、ずっと溜まっていたのも原因かもしれない。
もっとも、そんなことを言い出したらアクセルも条件は同じなのだが……。
――兄上、俺より体力も性欲もあるからな……。余計に歯止めが利きづらいのかも……。
残念ながら自分は、兄に付き合えるほどの体力があるわけではない。
今の時点で息も絶え絶えだし、もう少しペースを落としてもらわないと間違いなく途中で失神してしまう。
まあ必死に懇願すればちゃんと止まってくれるのでそこは良心的だと思うが、そもそも最初から媚薬なんて飲む必要なかったんじゃないかと思わずにはいられない。
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