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第2250話*
「んっ、く……あ、あ……」
最後の一滴まで腹に送り込むように、兄がしっかり腰を動かしてくる。
もうしがみついていられなくてぱたりと両腕を落としたら、兄に手首を掴まれて頭の横で押さえつけられた。そして濃厚なキスを見舞われる。
「んんぅ……う、んっ」
くらくらしながらも懸命にキスに応えていたところ、中にいる兄が再びむくむくと硬さを取り戻した。先程より強く内部を圧迫し始めて、ぎょっと目を見開く。
――え、ちょっ……嘘だろ? どれだけ元気なんだ、兄上……!
一体何回やれば治まるのだろう。普段は三回もやれば解放してくれるのに、全然終わりの気配が見えない。
これが媚薬を飲んだ効果なのだろうか。こんなペースでやられたら、こちらの身体が保たない。明日起き上がれなくなる。
「あ、兄上……もう……」
「ごめんね、反応しちゃったからもう一回。お前は寝転がってるだけでいいからさ」
「っ……!? ま、待ってくれ、本当にもう苦しくて……あっ!」
刺さったまま両脚を抱え直され、仰向けにベッドに押さえつけられる。
たっぷり精液を注がれた下腹部を撫でられ、思わず後孔の隙間から白濁を漏らしそうになった。
「う……っ」
「ふふ、一番初めの空っぽのお腹も好きだけど、体液でドロドロになった中も好きだな。普段は薄いお腹が孕んだみたいに膨らんでくるの、かなりぞくぞくするんだよね」
「えっ……!?」
「ヴァルハラだったら、ワンチャン子供できたりしないかな。お前との子供、いたら楽しそうだけどね」
変態としか言いようがない台詞を吐かれ、アクセルは違う意味でぞっとしてきた。
「そ……そんな、できるわけな……あひぃッ!」
ゴリッ、と直腸の曲がり角を突き上げられ、否定の言葉が掻き消される。
そのまま何度も弱いところを抉られ、苦痛と快感の狭間で悶え続けた。
もう一回と言いながら、その後も抜かずに何度も注ぎ込まれ、アクセルは途中から何回出されたかわからなくなってしまった。
やっと兄が満足して解放してくれた頃には、外はやや白み始めていた。
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