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第2287話*
「そんなに元気なら、もう休憩は十分だよね? 私、まだイってないし、そろそろお前の中に出したいな」
「えっ!? あ、待っ……んあああっ!」
止まっていた兄がいきなり動き出し、アクセルはあられもない嬌声を上げた。
先程と同様腰をがっちり掴まれ、内襞を強く擦られて一番弱い腹の底を何度も抉られてしまう。
絶頂して間もないせいか感度も非常に上がっていて、ちょっと中を擦られるだけで気を失いそうになるくらいの快感に襲われた。
何とか意識を保とうと首を振ったものの、咎めるように顔を掴まれて唇を塞がれてしまう。
「んんッ! ん、ん、ん……ッ!」
下唇に噛みつかれ、怯んだ隙に舌を差し込まれ、唾液をたっぷり注ぎ込まれながら口内を愛撫される。
濃厚なキスのせいで上手く息ができず、身体はどんどん熱くなり、頭はくらくらして余計に苦しみが増してきた。下からの突き上げも止まらないし、無意識に全身が震えてしまう。
「んっ……うぅ、ん……っ! あ、あにう……んふッ!」
何とか抗議の声を上げようとしたのだが、ガツンと腹の底を突かれて言葉を封じられてしまった。
拘束され、兄にのしかかられたまま一方的に犯され、身動きもとれず、ささやかな抵抗さえ許されない。
こうなってしまうと完全に兄の独壇場で、アクセルはただ苦痛と快感の狭間で悶えるしかなかった。
「うっ、うぅ……!」
先程達したばかりなのに、また下肢に熱が溜まってくる。排泄感がどんどん高まり、イきたい欲求がこみ上げてくる。
こんなところでイったら兄の思う壺だけど……でも、もう……。
「っ……あひぃッ!」
快感に身を委ねようとした次の瞬間、陰茎を兄にぎゅうっと握られ、鋭い悲鳴が漏れた。
激しい疼痛に生理的な涙がこぼれ、カタカタと全身が震える。
「ああ、いやぁ……! 兄上、放してぇ……っ!」
「だけどお前、さっきからイきっぱなしじゃないか。それじゃ途中で力尽きちゃうよ。私はまだ一回もイってないんだから、少しは我慢してくれないと」
「っ、う……うう……」
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