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第2288話*

「自力で我慢できないならリングつけるなり紐で縛るなりしてあげるけど、そっちの方がいい?」 「っ……!?」  恐ろしいことを言われ、ぞっと血の気が引いて来る。  強制的に我慢させられるのは何度か経験がある……が、あれは冗談抜きで苦しくてたまらないのだ。  出したくても出せないし、自力で外せないことがほとんどだし、頭がおかしくなるくらい追い詰められて失神しそうになる。  そんな苦しみを味わわされるなら、自力で我慢した方が数倍マシだ。 「い、いやだ……」  小刻みに首を振ったら、兄はにこりと笑って陰部から手を放してくれた。 「わかった、じゃあちゃんと我慢してるんだよ? 私が出す前にまたイっちゃったらお仕置きしちゃうからね」 「えっ!? そんな……あっ!」  途端ゴリッと弱いところを抉られ、危うくイきそうになった。  熱を持って膨らんだ陰茎の裏側を何度も突かれ、しこりになっている部分を擦られ、直腸の曲がり角をノックされてしまう。  そうかと思ったら、ずるる……とギリギリまで引き抜かれ、またバツン、と腰を叩きつけられ、あまりの激しさにくらくらしてきた。 「あっ、やっ! だめ、兄上待って……もっとゆっくりしてぇ!」 「ゆっくりがいいの? でもお前、いつも物足りなくなって泣いちゃうじゃないか。強すぎるくらいがちょうどいいよ」 「そ、な……あぁっ! やめ、壊れちゃ……!」 「大丈夫、お前の限界は承知してるよ。この程度じゃ壊れないのも、ちゃんとわかってる。それにほら……お前、限界だとか言いながらぎゅうぎゅう締め付けてるじゃない。激しくされて大喜びしている証拠だよ。やっぱりちょっと激しいくらいが好きなんだね」  ちょっとどころか、かなり激しいのだが、それをツッコむ余裕はない。  何とか失神しないよう耐えているだけで、実際は目の前がチカチカして意識も朦朧としつつある。  もうイきたいのに、兄が出すまで我慢しないといけないのも辛い。  お願いだ兄上、早く出して……! 「あう……ッ!」  ガン、と奥の奥を突かれた瞬間、兄の欲望が勢いよく爆発した。

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