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第2289話*
びゅるる……と夥しい量の精液が注ぎ込まれ、臍の裏側が兄の熱で広がっていく。
熱を感じた途端アクセル自身もがくんと全身が跳ね、爪先までピンと引き攣った。
「あ、あ……」
ぶるぶると太ももが震えて、身体中が甘い痺れに浸される。
出された衝撃で一緒にイってしまったが、兄の中出しが気持ちよすぎてどうしても我慢できなかったのだ。
両腕を拘束されているせいで握っていることもできないし、我慢するにも限度がある。
それに……兄と一緒に達したのなら、先にイったわけではないからセーフだろう……多分。
「はぁ……やっぱりお前の中はいいね。熱くて柔らかくて、とろとろに解けてて、そのくせきゅうっと締まる……。この中なら、何発でも出せちゃうよ」
「うぅ……んッ」
「ねえ、今日は限界まで注いでいい? お前のお腹、私でいっぱいにしたいんだ」
「え……!? いや、そんなこと……うっ!」
断るまでもなく、いつも限界までいっぱいにしてくるじゃないか……と言いたかったのだが、途中で言葉が途切れてしまった。
食い込んでいる兄が再び硬さを取り戻し、ぐぐっ……と内部を圧迫してくる。
――あ……兄上、いつもより回復力が増してないか……?
中に入ったまま硬くなるのはよくあることだが、ここまで早く回復しただろうか。
普段は多少の雑談を交えてから硬くなるのに、今日は一切のクールダウンもない。
まさか豪華な棺で寝たから、精力増し増しで復活したなんてことは……さすがにないよな……?
「ああっ!」
そんなことを考えていたら、やや緩めに腰を動かされて思わず悲鳴を上げた。
より敏感になった襞をゆっくり擦られ、入口付近を浅く刺激され、そのままずぶぶぶ……と奥深くまで挿し込まれる。
激しく腰を叩きつけられるよりマシだが、今のアクセルにはこれだけでもかなりの刺激となり、がくがく震えながら泣き喚く羽目になった。
「あっ、あっ! 兄上だめ、今イったばかりだからぁ……!」
「うん、だから我慢できる程度の刺激に抑えてるんだよ。ゆっくり擦られるの、気持ちいいでしょ?」
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