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第2293話*

「ああ、また……」 「だって気持ちよすぎてさ……。やっぱり、どんな人よりもお前がいい。何回抱いても飽きない。もっともっと気持ちよくさせて、いっぱい泣かせたくなっちゃう」 「そんな……あっ」  ずるり、と楔を引き抜かれ、再びくるりと仰向けに転がされる。  弛緩した両脚を抱えられ、膝から大きくM字に開かされ、濡れた股間を露わにされた。  ただでさえ恥ずかしい格好なのに、緩くなった秘蕾からごぽっ……と兄の残滓が漏れ出てきて、恥ずかしさのあまり憤死しそうになる。 「っ……兄上、そんなに見ないで……」 「どうして? こうやって脚開いてるお前の姿、私は好きだけどな。スタイル抜群だから、どこもかしこも綺麗に見えるし」 「ひ、いっ……」  くにくに、と指先で窄まりを弄ってくる兄。  何度も兄を咥えてきたそこはちょっとの刺激でも大喜びで口を開け、涎を垂らしながら兄の指に吸い付いていた。  二回分の精液が後ろから漏れてくるのも恥ずかしくてたまらず、自由になった手を伸ばして必死に抵抗する。 「やめ……触らないでぇ……!」 「ふふ、恥ずかしがっちゃってホント可愛い……。普段真面目なお前だからこそ、こういう格好がよりいやらしく見えるね」 「ああ、いや……! 漏れちゃう……」  秘蕾を弄られる度にぐちゅ、と嫌な音がして、中に出されたものも一緒に漏れてくる。  脚を閉じたくても閉じられず、手を払い除けようとしても華麗にいなされ、抵抗もままならない。  恥ずかしさで全身が燃えるように熱くなり、どうにもならないもどかしさでじわりと涙が滲んできた。 「兄上やだ、やだぁ……!」 「はいはい、わかったよ。指じゃ物足りないんでしょ? 今本物挿れてあげるから」 「えっ……!? そ、そういう意味じゃ……」  違う意味で解釈されてしまい、アクセルは身体を強張らせた。  改めて両脚を抱え直され、股関節からぐいっとより大きく割り開かれ、どろどろに解けた後孔に熱いものを押し当てられる。 「ひっ……、うんんん……っ!」  息を呑んだのと同時に、またずぶずぶと兄の欲望が侵入してきた。

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