アクセルは自分の股間に手を伸ばし、我慢汁を垂れ流している己を握り締めた。 　溜まった熱を無理矢理堰き止めるように、根本を強く圧迫し、途中でイかないよう一生懸命我慢する。 「うぅ、う……ひあっ！」 　何とか堪えている時に腰をガシッと掴まれ、これでもかと最奥を突かれてしまう。 　前立腺の裏側をゴリゴリ抉られ、直腸の曲がり角を何度もノックされ、ぬるぬるになった内襞を素早く擦られた。 　刺激を受ける度に全身がびくびく痙攣し、我慢の証が先端からだらだら溢れてきて、握っている股間が滑りそうになる。 　――兄上、早く……！ 　こちとら、我慢するのも刺激を受けるのも本当に限界なのだ。 　今度は一緒に……と言われたから頑張っているものの、生理現象を我慢するのは限度がある。 　早く一緒に昇り詰めたくて、アクセルは無意識に後ろをきゅうっと締めた。 　途端、兄が気持ちよさそうに呻き、たまらずこちらに身体を倒してきた。 「ああ……またお前、ぎゅうぎゅう締めてきて……。いつからこんなエッチな子になっちゃったんだろう……？」 「あっ、あっ！　ああっ、あ！」 「もう、ホントに可愛い……。感じまくってエロい顔を晒しちゃうところも、一生懸命我慢してくれるところも、そのくせ私を無意識に煽ってくるところも、全部好き……」 「んんッ……！　んっ、ん……あうン！」 「ねえ、お前も言って……。私に抱かれるの、気持ちいい……？」 「きもち、い……！　兄上、いい……大好き……！」 「うん……私も大好きだよ……。これからもずーっと、一緒にいようね……」 　こくこく頷きつつ、たまらず兄の背中に手を回す。 　もう根本を握り締めるまでもないだろう。兄がもうすぐ達することは気配でわかるし、それなら自分はなるべく兄と密着していたい。 　アクセルは両脚を兄の腰に引っ掛け、自分から舌を出して兄のキスを誘った。 「んっ、あ……んああぁっ！」 「っ……」 　びゅるる……と兄の遺伝子が中に注ぎ込まれた途端、アクセルの熱も盛大に噴き上がった。 　三回分の精を腹に受け入れ、さすがに下腹部が張るような感覚がしてくる。