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第4話
その日も寝覚めの悪い日だった。先日見たのとは違うけれど夢の中で夢を見る例のあれでまた目覚めないんじゃないかと不安にかられていた
「なんだろうな…最近多い…」
昔からよく夢は見る方だったけどこう何度も繰り返し目覚められない夢を見ていると気味が悪い。
取り敢えず待ち合わせには間に合いそうだから簡単に準備をして向かった
「おはようございます!」
「すいません。待たせました?」
「いえ。俺が早く来すぎちゃって。実は同世代とこうして会うのって久しぶりなんです」
「同じですね」
「よろしくお願いしますね」
有名な観光地だけでなく生活にきっと関わってくる場所も案内した。
彼はとても人懐っこくよく話をしてくれるので口下手な俺にはとても楽な相手だった。仕事はサービス業だから仕事モードだとスイッチが入ってるから喋れるんだけどプライベートはてんでダメだったから
「今日はありがとうございました!」
「いえ。お役に立てたならよかった」
「また遊んでくれます?」
「いいですよ。あなたがよければ」
「よかった!また連絡しますね。あの…麻桜さん」
「はい。」
「…最近変わったことありませんか?」
「変わったこと?」
「えぇ…例えば…変な夢を見る…とか」
「え?」
「あ。いえ。何もないならいいんです。んじゃ」
「ちょっと…待って…何で?」
「…ここじゃなんなんで…二人で話せるところ行きませんか?」
俺の家が近かったので取り敢えず家に招いた
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