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第24話
「麻桜…」
「…ねぇ。音夢…」
「ん…」
「まだ思い出せない?」
「…?何を…」
「手の甲…見せて」
「手の甲?」
不思議そうにする音夢の手を取る
「…このあざ…俺と同じだよ」
「あ!本当だ…」
「信じられないかもしれないけど…俺達普通の人間じゃないらしいよ」
「どういうこと?」
「…ん~…」
どうすれば思い出すのかな?…
「っ…たい…痛い…やだ!!やだ!!」
「音夢?」
「…」
「音夢!!」
目の前の音夢が闇に覆われていく…
「麻桜!!やだぁ!!!」
「くそ…なんで…」
目の前で音夢が霞んでいく
「麻桜!!」
音夢の姿が消える。その瞬間…
「何…これ…」
俺は逆に光に包まれる。
ここにきてまた引き離されるのか?どうして…また試練を与えられるのか?
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