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1-24 あなたと俺の齟齬
彼に身体を引き剥がされて、
ナナメはぐすぐすと泣きながらベッドに抑えつけられた。
「っ…ごめん…なさい、……」
その愛しい存在を見上げて、ナナメは絶望と快楽が混じった複雑な状態で
ただ謝りながらも目を逸らせなかった。
「クソ…お前……マジで知らんからな…」
ヨコはどこか苦しそうに目を細めた。
「ァ…、ッ!あ、ぁ、っ…!よこ、さ…ッ…」
律動が早まり、また何も考えられなくなって、
首に噛み付かれて、胸を引っ掻かれて、甘く蕩ける身体に翻弄される。
「ん、〜ッ、ぁ、あ…っ!」
びく、びくと腰が跳ねて達してしまうのだが、
余韻に浸る暇もなく止まらない律動に襲われ続けた。
「や、ぁ、あ…っ!や、ぁ、また、イ…っ、ッ!」
ガクガクと震えながら何度も何度も頭が真っ白になる。
彼の胸に爪を立て、涙と唾液を零しながら悶えて、それでも止まらなくて。
「ナナメ…好き、好きだ…」
彼の唇に、声が溢れ続けていた口を塞がれる。
欲望が身体の中をぐちゃぐちゃに掻き回して、そんな風にされると
まるで自分が彼のものになったみたいで、身体が心を置き去りにして勝手に悦んで。
「んん“、ッ!ん、ん…っ!〜…ッ!」
めちゃくちゃに口付けをされながら、ナナメはまた絶頂を迎え
ようやく律動がおさまった。
夢中で彼の唇を貪りながら、びく、びくと暫く震えていた。
「ん、ん…っ、すき…ぃ、ふ、…っん、よこさん…す、き…」
キスの隙間でバカになった頭が勝手に気持ちを伝えていく。
彼の手が優しく頭を撫でてくれて、ナナメは幸せに包まれながらも
意識を手放した。
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