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1-40 残していって。

「なんで……」 「はぁ…お前俺のこと嫌いなのか?」 「そんなこと…!あるわけない…、だけど、でも、俺は…」 ナナメは困ったように目を逸らしていて、本当に強情だなと思いながらも いい加減に身体の熱を持て余していて 若干イラついてしまったヨコは掴んでいた彼の手首を自分の下半身へと持っていった。 「好きでもないおっさんの泣き顔見てこんなになると思う?」 「....っ」 ナナメはまた複雑な表情で視線を彷徨わせる。 目を合わせるように顔を近付け、彼の身体を棚に押し付けた。 「お前はただ感じやすいだけ?」 身体も密着し、ナナメの中心の熱くなったものが足に当たっていた。 「.....答えろよ。俺以外にもこんな顔見せるわけ?」 居た堪れなさそうな彼の腕を棚について逃げ場を塞ぎながら、 彼の足の間に自分の膝を捻じ込んでその中心を刺激した。 「…、うぅ…も…わかんない、ですよ…」 熱っぽい吐息を零しながら、ナナメは眉根を寄せていて そわそわとヨコの胸に手を付いた。 「ヨコさん、が、触ると…なんも考えらんなくなる…」 あーもーこいつは本当にもう。 ヨコは深々とため息を溢し、彼の顎を掴んで唇を奪った。 あんまり余裕がなくて、噛み付くように唇を貪り乱暴に彼のジャージのジッパーを下ろした。 「ん…、っ、ん…」 深く口付けながらジャージの上着を脱がせ床に落とし、Tシャツの下に手を滑らせて胸を撫でる。 唇を解放し、首に甘噛みし痕を残すように強く吸った。 「っ…はぁ…」 彼の熱い吐息が溢れる度に、どんどん自分が常識とか大人とか社会とかそういったものから離れていって ただただ目の前の存在を捕食するような、そういうものになっていくようだった。 ヨコのシャツを掴んでいた彼の腕を再び自分の暴発しそうな欲望へと触れさせる。 「触って」 彼の耳朶を喰みながら呟き、腰を抱くようにして彼を支えると指先で胸の突起を引っ掻いた。 「っ、ん、…」 敏感な彼の身体はすぐに反応して、まるで煽るように腰を揺らしている。 彼の手がベルトを外し、下着の上から熱く猛った自身に触れられる。 一体どこで覚えたのか、慣れた手付きで焦らすようにされ 胸に舌を這わせながら下着ごと彼の衣服をずり下ろして、同じように熱を集めている中心に触れた。 「ふぁ…っ、ぅ、ん」 ゆっくりと扱き始めると、彼も同じようにヨコの服をずらして中心に直接触れてくる。 突起を甘噛みすると、彼の膝ががくがくと震えていて身体を支えてやりながらその肉体を貪っていた。 数日ぶりのその香りに、声に、身体に、自分が彼に飢えていたのだと思い知らされる。 「ナナメ…」 身体を密着させて、彼が触れている自身と彼の中心を触れさせて 彼の手の上から合わせて扱きながら唇を奪った。 お互いの液体が混ざり合って、どこもかしこもぐちゃぐちゃだった。

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