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1-41 残していって。

「…は、ァ…ん、ん…っ」 どこもかしこも熱くて、ぐちゃぐちゃで。 そうなりたいと思えるのは、今この世ではこの人しかいない。 呼吸もままならないほど唇を貪り、 液体で滑る手で自身を激しく扱くと敏感な彼の身体は震えて やがて掌の中に熱い液体が迸った。 「っ、ん、い、ぁ、…ッ…あ…!」 彼の身体から力が抜けて、暫く支えるように抱きしめて 痙攣しているそのナナメを腕の中で受け止めた。 やがてナナメの背中を棚に預け、ずるずると床に座り込み 脱げかかった彼の衣服を引き摺り下ろした。 「はぁ……ヨコさん…?」 彼の片足を持ち上げ、脛の辺りに口付けて彼を見上げた。 ナナメは棚にもたれ掛かりながら不安げな目で見つめてきて 紅潮した頬も濡れた瞳も、何もかも美しくて ヨコは思わず笑ってしまいそうになりながらも、持ち上げた足を自分の肩に乗せ彼の自身に口付けた。 「…っ!や、待っ…、ッ」 棚と彼の間に手を滑り込ませ、足を抱くようにしながら達したばかりの中心を舐め上げ 足の間の蕾へと指を探らせて、ゆっくりと侵入していくと 彼の手が頭を掴んでくる。 「よこさ、…っそん、な、だめ…っ」 彼の言葉とは裏腹に、中心はだんだんと熱を集め始めていて ちゅるちゅるとキスをするように唇で食むと、彼の中にある指を締め付けてくる。 「ぁ、はぁ、っ…う」 中心から口を離し彼を見上げると、居た堪れ無さそうに眉根を寄せて 涙を溢れさせながらこちらを睨んでいて 謎に高揚する自分自身に呆れながらも、内部を抉る指を増やす。 「そういう顔、俺以外に見せられたらと思うと普通にムカつくし 誰かに触られてると思ったら発狂しそうになる」 「ッ、…や、…そこ、や…っ」 彼の太腿に噛み付きながら、体内のポイントを弄ると ナナメはびくびくと身体を震わせて、唇を噛んで耐えているようだった。 本当に、やっぱり少々焦っているのかもしれない。 自分がこんなに独占欲があるとは思いもしなかった。 「でも俺にはそんな権利ないから、考えないようにしてたけど お前がそんな風に、俺のことを思ってくれてるんなら いいんだよな?」 体内から指を引き抜き、肩に乗っていた彼の足を掴み太腿に唇を付けながら彼を見上げた。 「…っ、よこさ、」 「ちゃんと答えろ、俺のことどう思ってるのか」

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