86 / 121

2-18 社畜のご帰還

「ん、ん…」 唇を舐めて、歯並びをなぞり、口腔に入ろうというところでヨコの舌に押し返された。 舌を突き出し、絡めあう。 「…っ、はぁ…」 お互いの呼吸が荒くなっていく。 上を見上げるのが苦しくなって、ナナメは膝立ちをしてヨコより少し高い目線にきた。 「綺麗だ…ナナメ」 眩しそうに目を細めながらヨコは呟いて、どういう顔をしていいかわからず ナナメは照れ隠しに彼の額に口付けた。 「こっちきて」 腰を抱きしめられ体が密着し、彼の唇や舌が胸を撫でていく。 「…ぁ、っ…、ん」 突起を舌先で舐められ、甘い吐息が零れてしまう。 ぴちゃぴちゃとわざと音を立てられ、よく響く風呂場内に満ちていった。 彼の手が背中を伝い、後ろへと降りていき蕾に指が挿し入れられるとびくりと身体が揺れてしまう。 「ん、ふ…ぁ…、ッ」 突起を前歯で甘噛みされ背中が反った。 内部を探られ、ゆっくりと開け広げられながら指を増やされていき その間にもう片方の開いた手が胸へと伸び、突起を親指で押し潰された。 「…は…、っ、ぁ…、う」 内部を掻き回す指が、イイトコロに当たりそうで、届かなくて、もどかしかった。 刺激が欲しくて身体が急かすように熱を持っている。 「…あ…、ヨコさ…ん」 居た堪れなくなってヨコの髪の毛に指を差し入れた。 ヨコは胸に顔を埋めたまま眼だけちらりとこちらを見上げる。 「も…ダメ…っ…ください」 掠れた声で懇願すると ヨコは顔を上げ、片目を細め意地悪な顔をした。 「何を?」 そう呟かれながら背中をなぞられびくんと身体が震える。 ナナメは眉間に皺を寄せた。 「意地悪、しないで…ください…」 ナナメは彼の瞳を見つめながら立てていた膝を下ろし、ヨコと同じくらいの目線になる。 その涼やかな瞳を捉えながら、甘えるように身体をくっつける。

ともだちにシェアしよう!