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2-47 お説教ですね。

「それで?」 そんなの全然足りなくて、それなのにすぐ近くに彼の香りを感じて もう欲望が耐えきれ無さそうだった。 「い…イきたい……」 ヨコが観念して呟くと、ナナメは口を歪めて頬を撫でてくる。 「…ちゃんと、お願いしてください?」 そんな風に言われながらも、動きが段々早まっていて 拘束された両手でどうにか彼の背中を引き寄せながら、ふー、ふー、と獣のように呼吸を荒げてしまう。 「…っイかせて、ください…、ナナメさん…」 ヨコは無我夢中でお願いしながらも翻弄されていると 彼はこちらに抱きついて来て、優しく頭を撫でて来る。 「ん…イッていいですよ」 彼の言葉が耳元で響いて、身体にかかっていた圧力が移動していった。 ヨコは多少自由にできるようになった身体を好き勝手に動かし彼も体内を抉り始める。 「っ…ぁ、よこさん…、ッ、ん」 彼の甘い声が耳元で響いて、すでに限界を越えていた中心はあっという間に昇り詰める。 反射的にすぐ近くにあった彼の首に噛み付きそのまま精を吐き出した。 「…っ」 「っ…い、…ッ、…は」 焦らされ続けた結果、いつもより少々長い余韻を彼の首に噛みついたまま浸されていた。 ようやく彼の首から口を離すと、震える掌に頭を撫でられて 身体も頭もふわふわとして変な心地だった。 「……っ、ちゃんと、我慢できておりこうさんでしたね」 優しい声にそんな風に言われて、 折角念願叶って彼を抱き締められているのに なんだか莫大な疲労が身体にのしかかって来て、ヨコはその髪に顔を埋めた。 ナナメだ、と当たり前のことなのにそう感じてしまう。 その香りに包まれると妙に安心してしまって、ヨコは甘えるように首を動かして彼に頬擦りをした。 「ふふ…可愛いなぁヨコさんは」 ナナメはご機嫌そうに笑っていて、色々とキャパオーバーしすぎた脳は よく分からないが彼が笑っているのなら良いか、と結論付けをして そのままうつらうつらと夢の世界に入っていってしまうのだった。

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