226 / 236

4-65 触っていいの?

唇を喰みながら、やっぱりそうしていると我慢できなくなって 彼の腰に足を巻き付かせて背中を摩るように動かす。 「…俺のナカ、ヨコさんでいっぱいにされたい…です…」 彼の頭を撫でながら、その瞳をじっと見つめて呟いた。 「おねがい……ヨコさん…」 ヨコは、はぁ、とため息を溢しながら身体を起こした。 痛いくらいぎゅっと足を掴まれて、唇を舐めながら捕食者のような眼で見下ろされ ナナメは思わず息を飲んでしまった。 「後で後悔すんなよ」 「よこさ…、っ、あ…!」 蕾に熱く滾った欲望が押し当てられて、一気に侵入されると 情報処理が追いつかなくてつい腰が引けて、身体が仰け反って逃げようとしてしまう。 「い…っ、ァ…あ…っ」 だけど彼に抑えつけられ、奥まで楔を沈められると びく、びくと身体が打ち震えて、唾液が溢れてきてしまう。 息つく暇も無いまま律動され、あんなに刺激が欲しかったのに 彼が動くだけで翻弄されてしまって、それを受け止めるだけで精一杯だった。 「ぁあ…ッ…あ、よこ、さ…っ、あ」 激しく揺すぶられ、視界が上下にブレて、勝手に手が動いてとにかくそこにあった布を掴んでしまう。 何かを握りしめていないと持って行かれそうだったから。 「ぃ、イ…っ、ぁ、おれ…っ、ァあッ!っ…!」 あっという間に絶頂が襲ってくるけど、がくがくと震えても全然許してもらえなくて 尚も強く打ち付けられ、開きっぱなしの口からは声と唾液が押し出されていく。

ともだちにシェアしよう!