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4-65 触っていいの?
唇を喰みながら、やっぱりそうしていると我慢できなくなって
彼の腰に足を巻き付かせて背中を摩るように動かす。
「…俺のナカ、ヨコさんでいっぱいにされたい…です…」
彼の頭を撫でながら、その瞳をじっと見つめて呟いた。
「おねがい……ヨコさん…」
ヨコは、はぁ、とため息を溢しながら身体を起こした。
痛いくらいぎゅっと足を掴まれて、唇を舐めながら捕食者のような眼で見下ろされ
ナナメは思わず息を飲んでしまった。
「後で後悔すんなよ」
「よこさ…、っ、あ…!」
蕾に熱く滾った欲望が押し当てられて、一気に侵入されると
情報処理が追いつかなくてつい腰が引けて、身体が仰け反って逃げようとしてしまう。
「い…っ、ァ…あ…っ」
だけど彼に抑えつけられ、奥まで楔を沈められると
びく、びくと身体が打ち震えて、唾液が溢れてきてしまう。
息つく暇も無いまま律動され、あんなに刺激が欲しかったのに
彼が動くだけで翻弄されてしまって、それを受け止めるだけで精一杯だった。
「ぁあ…ッ…あ、よこ、さ…っ、あ」
激しく揺すぶられ、視界が上下にブレて、勝手に手が動いてとにかくそこにあった布を掴んでしまう。
何かを握りしめていないと持って行かれそうだったから。
「ぃ、イ…っ、ぁ、おれ…っ、ァあッ!っ…!」
あっという間に絶頂が襲ってくるけど、がくがくと震えても全然許してもらえなくて
尚も強く打ち付けられ、開きっぱなしの口からは声と唾液が押し出されていく。
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