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act1:俺たちの出逢い②

「ああ、心配しなくていいよ。従業員に対しての、設備投資なんだからね。どうしても返したいと思うのなら、レインくんが頑張って稼いで、お店に貢献してくれたらいいだけの話だし」  店を出て、すぐ傍にある大通りに出てから、思いきって気になることを口にしてみると、心配要らないさと言って、安心させるように肩をぽんぽん叩いた。  その後、見るからに敷居の高そうな美容室に連れられ、キレイな顔した男性美容師によって、髪の毛を渋い感じの金髪にチェンジ。鏡の中の自分の変わりように、うわぁと驚いているところに、大倉さんがやって来て、ステキだねと呟いてくれたのだが。  言い知れぬ不安を感じたのは、鏡を見つめる眼差しが、さっきまでとは何かが違っているように思えたから。  そんなオドオドを隠しきれない俺を、これから働くという職場に連れて行ってくれたのだった。 ☆、。・:*:・゚`★.。・:*・  さてここから、バツイチ元ホスト店長がレインくんを堕とすべく多分、全力で頑張りますよ! しかしながら間違いなく、全力で逃げるであろうレインくんにもご注目! (「  ̄ー ̄) ドレドレ・・・  ホストが日常で使うワザを総動員して迫るのですが、思うようにいかないのは、何でなんだ!?と頭を抱える大倉さんを、バカだなと思いながら読んでもらえると嬉しいです。  明日からはじまり はじまり――

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