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ふたりにメロメロに愛されてます
あまりの気持ち良さに腰が砕けそうになる。ヌポヌポと繋がっている所から聞こえる湿った摩擦音に、耳まで犯されそうになりながらうわ言のように呟いた。
「葵・・・っ・・・あおい・・・すき・・・」
かつて幼馴染みだった彼。こんなダメな俺をずっと好きでいてくれた。
今は、涼太と同じくらい大切な恋人ーー
「真生・・・」
嬉しそうに目を細める葵。俺のナカで彼の雄が一段と大きくなる。
感じてくれているんだそう思うと、俺まで嬉しくなって泣きそうになった。
「すき、葵も、涼太も・・・大好き・・・」
蓮ごめんな。
パパ、何の取り柄もないただのオヤジを愛してくれる二人が好きなんだ。これからもずっと、いや一生側にいたい。だから、いまは蓮のパパとしてでなく、一人の男として二人に愛されたいんだ。
我儘を許してくれ。
「愛している真生」
「僕もだよ」
なおも一層、奥を穿つように勢いよくずんずんと激しく突き上げられーー
涼太に、俺のをヌチュヌチュと扱き上げられーー
「っぁ・・・っーー!!」
あっという間に高みへと達し、涼太の手の中に温かな蜜を放っていた。
同時にお腹の奥に、ぴゅっ、ぴゅっと彼の精が爆ぜるのを感じ、四肢がわなわなと震えた。
――気持ち、いい・・・
想いが通じ合った後の交合は凄まじい快楽を生む。彼の熱く滾る精はいまだ出続けていて。
「ごめんな、こんなに溜めておくつもりはなかったんだ」
困ったように苦笑いを浮かべる葵。
「ううん、大丈夫」
その間、涼太が何度も口付けをしてくれた。
お陰であちこちキスマークだらけだ。
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