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ふたりにメロメロに愛されてます
「真生、そういう時はおねだりするんだよ」
「おねだり?」
「そう」
涼太の肩に左腕を回し、葵の首元に右腕を回し自分の方に引き寄せて、二人の唇に二度、三度口付けを繰り返した。
「・・・涼太ので、いっぱい、突いて・・・もっと気持ちよくさせて・・・お願い」
羞恥心をかなぐり捨ててねだると、二人は満悦の笑みを浮かべた。
リボンが解かれエプロンを脱がして貰った。
「じゃぁ、お望み通りにしてあげるね」
「そんなに動いたら・・・ヤぁっ・・・ダメ!!」
涼太が強く腰を打ち付けてくる度、体ががくんがくんと大きく上下に揺れ、あまりの気持ち良さに彼の肩に縋り付きすすり泣いた。
「・・・っあ、あぁぁ!!」
涼太の切っ先が、弱い所をいきなりゴリゴリと擦ってきて、悲鳴を上げ、海老のように背中を反らすと、項に唇を這わせていた葵がしっかりと支えてくれた。
「真生、舌、出して」
言われた通りにすると、葵の舌が絡み付いてきて、彼の口の中に吸い込まれ、ねっとりと濃厚に舐め回された。
「・・・っ・・・ん」
やっと離れた思ったら、
「僕より、宮尾さんの方がキモチいいの!?」
焼きもちを妬いた涼太が更にガンガンと強く突いてきてーー
「りょうた、おかしくなるから!!」
髪を振り乱し身悶える羽目に。
「葵、そこ、触んな!!」
葵は葵で、涼太の雄を飲み込んでいる秘所へと指を這わせると、何本かの指をずぼっとナカに挿れてきた。
そのまま、入り口を押し広げられ、爪を立ててナカを掻き回す様に弄られると、泡立った粘着性の液体がポタポタと下へ零れ落ちた。
「ッあーー!!」
目の眩むような快感に、目の前がチカチカと点滅し、硬度を取り戻した俺のからまた蜜が溢れた。
「宮尾さんズルい!」
涼太が口を尖らせると、
「手伝ってやったんだろ?早く交代してくれ。我慢出来ない」
「言われなくてもわかってるし」
葵に煽られ、むすっとした涼太が下からの突き上げのスピードを一気に上げた。
「りょうた・・・あぁ・・・ああっ・・・」
どこかに身体を持っていかれそうな激しさに、必死になって二人にしがみ付き、腰を揺らしながら喘ぎ続けた。
「真生、ナカに出すね」
荒く息を吐きながら、涼太が強く腰を打ち付けてきて身震いしながら、体奥に熱く滾る精をゆっくりと吐き出した。
「りょうたの・・・あったかい・・・」
はぁはぁと肩で息をしながら涼太に抱き付くと、唇に彼の口唇が重なってきた。
「涼太こそズルいぞ」
顎をグイッと持ち上げられ、割り込んでくる葵の口唇。
競うような二人の口付けは、痺れるように甘く濃厚で。
達したばかりの敏感な体に、あっという間に快楽の炎を灯した。
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