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ふたりにメロメロに愛されてます

「・・・ん、あぁ、あっ・・・‼」 グジュグジュと激しい抽送に、体が浮いて頭の中が真っ白になる。 葵の手の中に僅かばかりの蜜を吐き出すと同時に意識を手離した。 「う・・・ん、ん・・・」 気が付けば、葵と抱っこされ風呂に入っていた。 葵の家の風呂は、普通のサイズの2倍くらいでかい。風呂くらいゆっくり入りたいと、葵の父が特注で注文したらしい。とはいえ、大の男が3人で入るのは、多少無理がある。 「ごめんな真生」 「涼太、暴走し過ぎ」 葵が苦笑いを浮かべる。 「だって真生が、宮尾さんばかりに可愛い顔するんだもの」 頬っぺたをこれでもかと膨らませる涼太。 腰に腕が回ってきて力強く抱き寄せられた。 「一人占め禁止‼」 ぶすっとした葵にすぐに引き戻された。 「なんでそうすぐに喧嘩するかな」 「真生がいけないんだよ」 「そう」 「はぁ⁉なんで俺が?」 とんだとばっちりが飛んできた。 「真生が可愛いからに決まってるでしょう」 「あれだけ煽られるとは予想外だったがな」 お湯が大きく揺れ、葵の膝の上に向かい合う形で抱き上げられた。 すぐに口付けをされ、涼太も割り込んできた。二人の舌が競うように口腔内に入ってきて、くチュくチュと激しく舌に絡み付いてきた。 息も絶え絶えになりながら、懸命に応じていると、二人の雄がみるみるうちに頭をもたげ始めた。 オヤジにこれ以上は無理‼ こんなにも、ふたりにメロメロに愛されるとは・・・

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