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焼きもちやきの涼太、本領発揮‼
「可愛い子や、美人や、綺麗な女性は全部イヤ‼本当は、真生に近付いて欲しくない。前の奥さんは、蓮くんのママだし、仕方なく会ったけど」
「あのな、涼太・・・」
「分かってるよ。秦さんに焼きもちを妬くな、でしょ」
「そういうこと・・・おっ、ツンと勃ってきた」
葵の声が弾み、涼太も、シャツの中に手を入れてきた。
「お前ら・・・」
蓮がいるのに、だめだろうが‼
「本当だ、固くなってる」
涼太が、うっとりとした笑みを浮かべ、ぐりぐりと強くつねってきた。これには、堪らず声が出そうになり、慌てて口を押さえた。
「宮尾さん、真生に話しがあるんだけど、二人きりにして欲しいな」
「はぁ⁉」
「エッチはしない・・・約束する」
「たくっ‼」
舌打ちして、葵が体を起こした。
「今日は、俺の番だから邪魔するなよ」
「昨日の夜、邪魔しておいてよくいう。真生は、一人占させません」
涼太と、葵がまた口喧嘩を始めた。
仲がいいんだか、よく分からない。この二人は・・・。
「だめでしょう‼」
仲裁に入るのはいつも蓮の役目。
「じゃあ、夕御飯まえに散歩でもいくか⁉」
「やったーー‼」
葵は、蓮の手を掴むと、そのまま引っ張っていった。
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