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焼きもちやきと甘えん坊と甘い一時過ごすはずが大事件勃発
「真生、そろそろ動くよ」
涼太がゆっくりと下からの突き上げを始め、葵もゆさゆさと腰を使い始めた。
「・・・っ、あっ・・・ん、あ・・・んっ、あ・・・」
繋がった場所から生み出される壮絶な愉悦に、腰が戦慄き、浅ましいと思っても、ひとりでに動きだす。
ずにゅっ、ぐにゅーー。
結合部分から、イヤらしい音が聞こえ始め、二人とも、限界に近いのか抽送のスピードが一気に上がった。
「葵、動かしちゃだめ・・・あっ、あああーーっん‼」
葵は、腰を激しく使いながら、前に手を伸ばし、俺のを握りしめると上下に扱き始めた。
あまりの気持ちよさに、頭がくらくらしてくる。
「真生・・・愛してる・・・」
「真生・・・俺も・・・」
二人の雄に、ズンズンと奥を穿たれ、肉襞をぐりぐりと擦られ、あっという間に葵の手の中に蜜を吐き出すと、二人の雄も、俺の腹の奥で、欲望を弾けさせていた。
忙しく息を吐きながら、涼太の上に崩れ落ちると、逞しい腕がしっかりと抱き締めてくれた。
「ねぇ、宮尾さん。さっきからずっと電話が鳴ってるけど出なくていいの⁉」
「電話?鳴ってた⁉」
「うん」
「そうか?俺には聞こえなかったけど・・・一旦、抜くぞ」
葵の雄が、ゆっくりと体から離れていく。
「・・・はぁ・・・っ・・・」
思わず溜め息が漏れた。
「そんな顔するな。すぐ、挿れてやる。待ってろ」
葵がニヤニヤ笑いながら、体を伸ばし枕元の携帯を手に取った。
「秦さんからだ・・・何だろう⁉こんな夜中に・・・」
ブツブツ言いながら、リダイヤルを押した。
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