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蓮にとって幸は未知の生物
「ごめん、涼太、その・・・」
二人きりになり、気まずい空気が流れる。
「真生には怒ってないよ」
涼太が、俺の足元に座り込んだ。
「毎日、蓮くんに付き合って、あぁやって裸ではしゃいでるの。目のやり場にちょっと困るんだよね」
「まぁ、そうだな」
「真生は見馴れているから、いいかもしれないけど」
タオルを外され、ぬめっている鈴口を爪先で弾かれ、腰が、ビクっと飛び跳ねた。
「俺の方がデカイ‼って誇示しているのが、かなりムカツク」
「涼太のもおっきいよ」
「本当にそう思ってる?」
ぐいぐいと、彼の顔が近付いてきて、大きく頷くと、ご褒美とばかりに、口付けをしてくれた。
「じゃあ、真生、宮尾さんが来るまで、いっぱい舐めてあげる」
「葵が来るまでって・・・りょ、涼太?」
ポケットから赤い細紐を取り出す涼太。
何をするのかと見ていると、頭をもたげ始めていた俺のものの根元をそれで戒めた。
「これで、簡単にはイケないはず」
「涼太、外してくれ、何か変だ」
「だめ‼ずっとお預けだったんだよ」
竿を手で支えると、舌を出して、ペロペロと舐め出した。
「・・・っあ、ああ・・・‼」
ゾクゾクしたものが、背筋を駆け上がっていった。
涼太の口淫はまだ始まったばかり。
このあと、三十分近く舐められ続け、トロトロに蕩ける寸前まで、戒めは、ほどいて貰えなかった。
蓮を速攻で寝かし付けた葵が戻ってきて、すぐに、二人の雄が、俺の体を貫いた。
「あっ、ぁ・・・涼太‼葵‼」
久し振りの繋がりに、腰がみしみしと軋み、体が悲鳴を上げる。
「あ、ん・・・だめ・・・んんっ」
二人の雄が前と後ろから内襞全体をこね、じわりと切っ先を擦り上げていく。
「だめと言う割りには、目がとろんとしているぞ」
くすりと葵が苦笑いを浮かべた。
「煽ってどうするの。我慢できなくなるでしょう」
涼太にも苦笑いされた。
「だって・・・あ・・・っ・・・」
己の浅ましさと淫らさ、そして欲深さ。
二人を心底愛しているからこそ。
だから、手放したくない。
涼太も、葵も、蓮も、幸も。
「・・・すき・・・だから、二人・・・とも。愛してる・・・から」
頭が蕩けるくらい甘い熱に魘されながら、途切れ途切れに口にすると、二人の雄が一段と更に嵩を増した。
「たく、お前は・・・本当に・・・」
二人の喉が、ごくりと鳴る音が聞こえた。
「どうなってもしらないからな」
ぶるりと胴震いする二人。
獣のような情欲に駆り立てられた二人が手加減をしてくれるわけがなく、気を失うまで、延々と泣かされる羽目に・・・
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