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夫婦喧嘩は子供たちの前じゃなくてベットの中でするのものなのか?
「涼太、待て!!」
すごい勢いで、服を脱がされた。
「他の男の匂いがするものは没収」
「だからと言って、下着まで脱がせるか普通」
「やましいことをしてないんでしょ」
いつもの三倍くらい涼太の顔が怖い・・・。
「あぁ、してない」
ぶんぶんと首を振った。
「手を握られ、腰をぴたりとくっつけられ・・・まんざらでもなかったよね真生」
「あ”~~!!」
俺の着替えを手にした葵が入ってきた。
大人しく黙ってくれればいいのに・・・。
また、余計な事を・・・。
「真生!!」
怒気を孕んだ涼太の声が部屋の中に響き渡った。
「ようやく夫婦喧嘩らしくなってきたな、良かった」
「はぁ!?良くない!!」
葵は、涼太を煽って、その反応を見て楽しんでいた。
「喧嘩も仲直りも、ベットの上ですればいいんだよ・・・涼太、幸がお腹が空いたって呼んでるぞ。オムツは交換しておいた」
「宮尾さんが、ミルクあげればいいじゃん」
「俺は、幸にミルクをあげるより、真生のミルクを飲んでいたい」
「何それ」
「裸でプルプル震えている美味しそうなモノが目の前にあるんだぞ。食べてやらないと失礼だろう。十分交代なーー蓮、ほったらかしにも出来ないから」
「・・・分ったよ」
っていうかお前ら!!
人の体の上でなんちゅう話しをしているんだ・・・。
しかもこんな真昼間から。
「という訳だ真生・・・始めるぞ」
涼太が部屋から出ていくと、嬉々とした表情の葵が伸し掛かってきた。
「心配するな、夜にたっぷりと可愛がってやるから」
「嘘だろ!?」
「これで満足すると思ったか?」
葵の頭をいっぺん、思いっきりぶん殴りたいとその時初めて思った。
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