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3人の愛しい旦那様
結局、家族全員で出掛ける事に・・・。
何も、最初っからこうすれば良かったとは思ったのは俺だけか。
「あれ、確か・・・ゆめぽっけの・・・」
「はい、横島と申します。息子さんとお付き合いさせて頂いてます」
「・・・」
親父、ポカンとしていた。
春休みの間、朝は親父とお袋が、蓮を見送ってくれていたから、当然彼とは面識がある。能天気なお袋は、この状況を手を叩いて喜んでいた。
「いやぁ、母さん、鼻が高いわ」
って・・・止めてくれ・・・。
「で、この子が、あかりちゃんね」
お袋がにっこりと笑い掛けると、恐る恐る、顔を上げた。
「なんて、かわいい子なんでしょう!!やっぱり、女の子はいいわぁ~。あかりちゃん、いつでもうちにおいで。美味しいもの、おばちゃんいっぱい、作ってあげるからね」
今まで、親戚の家をたらい回しにされ、散々嫌な思いをしてきたあかりちゃん。
お袋のテンションに面喰っていた。
「あかり、返事は?」
「・・・は、はい・・・」
横島さんに言われ、慌てて返事する、あかりちゃん。
こうして見ると、案外、可愛いもんだ。
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