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康介修斗のバレンタイン 8

コンビニで食い物買って……って康介を見るとまた弁当を二個もカゴに入れてる。 「なぁ康介、弁当二個も食うの? 一個にしときなよ…… 今日はデザートもあるんだからさ」 康介にあげるチョコ、喜んでもらえるといいな。 二人で買い物を済ませホテルに入った。 ……いまだにこういうのドキドキする。それに二人きりになると急に男らしくなる康介にもちょっと戸惑う。 ホテルの入り口に入った途端に俺の腰に手を回す康介。 「……なに?」 ドキッとして康介に聞くと、余裕そうな表情で俺を見て微笑んだ。 「ここなら誰にも見られないから……早く修斗さんに触れたかった」 「………… 」 さっきだって俺の事抱きしめてたくせに。 顔が火照るのを誤魔化すように、俺は康介の腕から抜け出し先を歩く。 「ほら、行こっ…… 」 部屋に入るとすぐ、俺を捕まえキスをしてくる康介。 「修斗さん……どのくらい今日チョコもらったの?」 不安そうに聞いてきた。 バカだな…… 「さっきのファンの子達からしか貰ってないよ」 「え、嘘だ! 俺見たもん……修斗さん、学校でチョコ貰ってる所……」 え? ああ、見られてたんだ。 「男女五人から告白されてチョコ渡されたけど、俺は全部拒否して突き返したよ?……ほら、こうやって康介がやきもち妬くでしょ? だから学校では一つも貰ってない」 真っ赤な顔して康介が俯く。 なんなの可愛い。 「ほんとだよ。さっきのファンからのプレゼントしかないから……信じて」 俺は康介を抱きしめる。 「ごめんね、嫌だった? ……俺からも康介にチョコあるからさ、機嫌直してよ」 俺がそう言うと、康介は目を丸くして俺を見た。 もしかしてめっちゃ驚いてる? 俺からは貰えないと思ってたのかな? 「とりあえずさ、腹減ったから飯食お? ね? ……チョコはそれから…」 俺は康介の首に抱きつき、ゆっくりとキスをした。 康介は俺の腰に手を回し、舌を絡めながら体を弄ってくる…… ダメだって…… 「ん……待って……まだ……んっ、康介…… 」 そんな風に触れられたら力がぬけちゃう。 「康介……まだ、やだっ……待って……」 「ダメ……俺もう我慢出来ない 」 康介はキスしながらずいずいと体を押してきて、俺はそのままベッドへ押し倒されてしまった。 夢中で俺の首筋に顔を埋め体を弄っている康介に、俺はもう抵抗も出来ずにされるがまま…… 「んっ……康介待って、でも……あっ、シャワー浴びたい……ね…… 待って」 がっつく康介の頬にキスをしながらお願いすると、もの凄い勢いで服を脱がされてしまった。 「俺が! 俺が綺麗にしてあげる……シャワー! 一緒に! ……修斗さん!」 ……康介、ちょっと落ち着けって。

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